もう何年か前になるけど、どこからか逃げてきたらしいインコを捕獲したことがあった。
小さい頃文鳥を飼っていたかごに入れ、古いけれど鳥の餌をあげると貪るように食べていたのが印象的だった。

鳥なのに高いところが苦手で、かごから出たがらない変な鳥だった。
自分で「ピーちゃん」と名乗った(聞こえた）ことから『ピースケ』と名づけられそれはそれはかわいがられていた。

ところがある日、家の外にかごを掛けていたら忽然と消えていたらしい・・・。
ヘビに食べられたのか、誰かに持っていかれたのかは不明だったが、その後生き物は飼っていない。

『ピースケ』の思い出はカセットに吹き込まれた泣き声だけ・・・。
ちょっと悲しい思い出だね。