雲谷斎

訃報:J・D・サリンジャー

小説/詩

正直、まだご存命でしたか・・・
と思う反面
訃報に接し、今更ながら胸の辺りがキューンと傷む。

学生時代、Jazz喫茶に入り浸っては「ライ麦・・・」を読んでいたことを思い出す。
オトナの世界の手前で、この先の社会に逡巡しつつ
それでも迎合することなく生きて行きたいと思いつめていた・・・


さてさて、それから幾星霜
他人から見ればずいぶんなオトナ(ただのオヤジ)になってしまったけれど

こうして思えば、未だにあっちにぶつかり、こちに蹴躓き
ちっとも器用な生きた方など身に着けていない。
相変わらず、不器用なままだ。


しかし、訃報に接して思い出した。
旧知の先輩に、あのころを語られるように。

これでいいのだ、と。

うそで誤魔化す生き方や
権威・権力で人を圧する人間になるつもりなど
さらさらなかったのだも
そりゃ、不器用になるさ。

でもそれでよかったのだ、と満月対峙しながら
一人うなずく。。。

  • 雲谷斎

    雲谷斎

    2010/01/31 21:08:27

    >邪魔コッコchiさん
    おぉ、賛同していただいてうれしいッス。

  • 邪魔コッコchi

    邪魔コッコchi

    2010/01/31 11:47:01

    『ライ麦畑で 捕まえて』 と 『蛙の無く頃に』← だったけ
    読みましたね・・・・・好きな 作家さんでした(^_-)-☆