41 Procol Harum - A Whiter Shade Of Pale
・UKのヒットチャートではしばしばクラシック・ジャンルのアーティストが歌う曲が上位に登場します。またブルースやR&Bのジャンルないしはそのその影響を強く受けたロックやポップ音楽も高い人気を得てきました。レッド・ツェッペリンと同様プロコルハルムもクラシック音楽と黒人音楽の双方を取り入れようとしたグループです。バッハのカンタータ140番「目ざめよと呼ぶ声あり」とパーシー・スレッジの「男が女を愛する時」からインスピレーションを得てこの曲を生み出しました。
《YouTube のリンク用URL》
http://www.youtube.com/watch?v=PbWULu5_nXI

42 Chuck Berry - Roll Over Beethoven
・ジョン・レノンに「もしロックンロールに他の名前があるとすれば、それはチャック・ベリーだ」と言わせたほどのアーティストです。ビートルズの歌うRoll Over Beethovenと聴き比べてみましょう。
《YouTube のリンク用URL》
http://www.youtube.com/watch?v=jLD5H4uQ1xs
ビートルズの歌うRoll Over Beethovenへのリンク用URL
http://www.youtube.com/watch?v=ePePlTIWFZ4

43 Sinead O'Connor - Nothing Compares 2 U
・スキンヘッドという挑戦的なルックスやセンセーショナルな発言で、才能豊かな女性歌手としての彼女の魅力は見失われがちです。プリンスが提供したこのNothing Compares 2 Uの歌唱を一聴するだけで彼女の魅力・才能に惹き寄せられます。
《YouTube のリンク用URL》
http://www.youtube.com/watch?v=iUiTQvT0W_0

44 Johnny Cash - Ring Of Fire
・UKのポユラ音楽にブルース、R&B、ジャズなど黒人音楽の影響が強く及ぶにつれ、UKヒット・チャートと米国ヒット・チャートの最も大きな違いは、米国においてはUKに比べてカントリー分野のアーティストの人気がUKに比べてはるかに高いというところに見出されるようになっていきました。Johnny Cashはよく響く男っぽいバリトンと南部ナマリで、カントリー・ソングの良さを堪能させてくれます。
《YouTube のリンク用URL》
http://www.youtube.com/watch?v=0lhf9U5Wf3Q

45 Van Morrison - Have I Told You Lately
・自らが追求したい音楽が実現できない人気バンド、ゼムのアイドル的ボーカリストであり続けることを拒否して以来、離婚、音楽におけるビジネス的挫折、麻薬依存症との闘いを経ながら音楽への前向きな姿勢を貫きました。ブルー・アイド・ソウルの第一人者としての評価を得ても、それに甘んじることなく、黒人の二番煎じ的音楽を脱しました。そして、彼独自の孤高な美しさ、安息に満ちた作品が詰め込まれた何枚ものルバムをリリリースしました。アルバム、"Avalon Sunset"に収録された"Have I Told You Lately"はそのような美しく心安らぐ作品の一つです。
《YouTube のリンク用URL》
http://www.youtube.com/watch?v=Wu6bjBkU31k