今から１０年前（２０００年）の３月２９日、４人組のJ-POPバンド、GARNET CROWは大阪のレーベルからメジャーデビューした。そのレーベルとはGIZA STUDIO（ギザスチューディオ）。

♪　GIZA専属アレンジャー、古井弘人。

♪　GIZAクリエーター・スクール（養成学校）出身、
　　エンジニア志望で入社、中村由利。

♪　GIZA専属作詞家、AZUKI 七。

♪　GIZAスタジオ・ミュージシャン、ギタリスト、岡本仁志。

　この４人は接点が無く、唯一古井と岡本がZARDのバックで数度共演した程度である。中村はプロのキャリアを積んでいない。


　当時の日本の音楽事情を含めて、彼らのデビューのいきさつをある程度振り返ることもできるがここではしない。


　楽曲のプリプロ（完成までのある段階）を真の意味で４人で作り上げられるのは強みだが、それだけなら他のグループにもそんな例はある。では、どこが違うか。

　それも含めて、彼らの素晴らしさについては追々ふれていきたい。

　

　そうして彼らは１０年間楽曲制作を続け、この２月から始まっている１０周年記念のライブ・ツアーのさなか、明日、３月６日は雪の札幌でコンサートが開かれる。

　
　デビューの２年後に待望のファンクラブ、G-NET（ジーネット）が設立され、その翌日に私は郵便局から入会金と会費を振り込んだ記憶がある。

　当初は東京と大阪の近辺でしかライブは開かれなかった。当然私はG-NETを通して札幌でのライブ開催を強く訴えた。その大願が果たされたのが昨年の１１月、実にデビュー後９年経ってからである。

　そして明日は札幌での２回目のライブだ。可能性を充分に残したまま１０周年を迎えられたことを喜び合う場だと思う。

　こんな中年を札幌市教育文化会館のステージ前、最前列に連れだす彼らの魅力は後々語っていきたい（くどい）。