パソコンが人の形をしている、今とはちょっと違う世界のおはなし。

　大学受験に落ちて、浪人中に予備校に通うため、上京した本須和秀樹。上京してきたその日にゴミ捨て場に捨ててあった人型パソコンを拾う。そのパソコンは、めちゃくちゃかわいかったのだが、「ちぃ」としかしゃべらなかった。
　本須和は、そのパソコンを「ちぃ」と名づけ、一緒に生活していくことにした。

　かわいくて、でも謎も多いちぃや、パソコンのことから勉強のことまで助けてくれる、お隣さんで予備校友だちの新保、その新保の元気のいい自作モバイルすももたちに囲まれて、本須和のにぎやかな浪人生活が始まる。

　ちぃがすごくかわいいです（＾＾）最初はちぃしかしゃべれなかったり、秀樹や他の人の行動を真似したりするのがなんとも愛らしい☆

　秀樹の友達の新保の持つノートパソコンの「すもも」もかわいいです。手のひらサイズで、面白い踊りを踊ったり新保の口にしたことまねしたり。

　人型端末なんで、本体はパソコンと言うよりロボットみたいな感じですね。パソコンと人間の関係についても触れたりして。ロボットアニメとかでも時々取り上げるテーマみたいに。

　初めて読んだのは高校生のときだったんですが、その当時買うまでもないかなと思って買いませんでした。

　でも最近になって、BOOKOFFで改めて立ち読みしたらはまってしまい、全８巻買いました（＾＾）