無駄に費やす日々~日常という名の非日常~

透明マリォ

2009年4月5日スタート!
ほとんど更新しませんがよろしくお願いします。
最近は主に小説を載せております。
たまに、自分流の哲学を織り込んでいたりします。
新小説のタイトルと少しの設定を求む!! By狐鞠

新小説第7話後編

自作小説

新小説プロジェクト(?)第1作品『気分は雨時々曇り後晴れ―非日常の世迷言―』
第7話
『秘密の転校生』
後編

優岐「…では、このことは内密にお願いしますね」
月「あぁ…。(正直、あんまり興味ないんだけどなぁ…)」
???「あら、先客がいたのね。」
優岐「もう済んだので、どうぞ」
???「あら、もういいの?」
優岐「えぇ。」
月「何しに来た…」
そして、優岐君は部屋を出たことを確認してから、女は口を開く。
???「何って、事情と報告を聞きに来たのよ。」
月「何の事情だかよくわからんな、月灯」
月灯「あのね、なんで生徒にではなく、校長代理として人間界に紛れ込んでるか聞いてるの!」
月「太陽…」
月灯「あんたまだあの人の言いなりになってるの?!」
月「声が大きい!」
この時私は人の気配を感じていた。
それも、今この話を聞かれたくない連中にだ
防音設備は整っているが万が一というものがある
月灯「で、結局どうするつもりなの?」
月「まずは、太陽の少女を見つける」
月灯「誰かもわからないんでしょ?」
月「ある少女が、太陽の少女を見つける可能性がある。」
月灯「でも、その可能性って低いんじゃないの?」
月「あぁ、でもそれにかけるしかない」
月灯「でも、一人しかいないんでしょ?じゃあ…」
月「私のことは心配要らない、この呪いと共に生きるつもりだ」
月灯「そんなのいや!私はずっと…兄ちゃんといたい!」
月「わがまま言うな!兄ちゃんだってそうだけど…呪外を直せるのは太陽の少女一人だけなんだ…それに、俺よりもお前のほうが…本当は…」
月灯「何?…」
月「いや、なんでもない・・・」
鉦鏡家は代々月の神を継いできた…だが、私は分家の人間、本来は本家の人間が継いでいく、私が継げるはずが無い、本来継ぐはずだった月華(つきか)様、もとい月灯の本当のお兄さんがお亡くなりになられ、私を養子に置いた。
そして、私達二人には月華様がかけられた呪いがかかっている、なぜかというと…分からない点が多い。そのためにも太陽の少女が必要だし、呪いを解くのにも必要なわけだ。
月灯「ちょっと?何ボーっとしてるの?」
月「す、すまん、ん?どうやら誰か来たみたいだ、悪いが外にでてくれるか?」
月灯「わかった。」

誰かが話していることはわかったけど、内容があまり聞き取れなかった。
月灯「あら、(本当にいたんだ、口実かと思ったけど)…こんにちは、お先に失礼しますね。」
飛花里「あなた、一体誰ですの?なぜ校長代理の部屋へ来ていらっしゃったのですか?」
月灯「それは校長代理に聞いたら早いんじゃないの?」
飛花里「ムキーッ!何ですの?あの態度?」
月灯「宵月 眸はココにいるかしら?」
眸「私ですけど・・・」
月灯「気をつけなさい、いずれ恐怖に駆られることになるわ。」
眸「どういうことですか?」
月灯「私知らないわ」
飛花里「とにかく月夜様に話をしましょう」
眸「うん」

月「いらっしゃい…」
眸「さっきここから出てきた女の子って誰なの?」
月「鉦鏡 月灯(かねかがみ つきひ)、私の妹と言っても良い存在だ。」
眸「妹さん?」
月「うむ、ところで、用件はそれだけかい?」
飛花里「そうでした!うちのクラスに転校してきた彼についてもお聞きしたいのですが、彼は本当に男なのでしょうか?そして、なぜ彼は前日に図書室で等々力先輩と会っているんですか?」
月「うむ、やはりそこをついてくるか。本当に男かどうかは私からは話すことは出来ない本人との約束事でね」
飛花里「では等々力先輩の件については?」
月「君達に、月灯の名を知ってもらうためだったのだが、どうやら失敗らしい」
眸「人の話は最後まで聞くべきだったね」
飛花里「そ、そうですわね」
月「それだけならもう下校したほうが良い。」
眸「そうだね、そうするよ」
諒子「おーい、眸ちゃーん、飛花里ちゃーん一緒に帰ろー」
月「いってらっしゃい」
眸「月夜も一緒に帰ろうよ」
月「すまないね実はここから動けないんだ」
眸「どうして?」
月「秘書がいるんだが、そいつが帰ってこないと動けないんだ」
眸「ふーん、残念だなぁ」
月「本当にすまないね」
眸「いいよいいよ」
本当は一緒に帰りたかったのだが…
黒羽君、君は今どこにいるのかね…

第7話
『秘密の転校生』
~完~

第8話
『少年の悲シミ』

以上!

今日の名言
『自分が恐れることを恐れてはダメだ。』

以上!!