無駄に費やす日々~日常という名の非日常~

透明マリォ

2009年4月5日スタート!
ほとんど更新しませんがよろしくお願いします。
最近は主に小説を載せております。
たまに、自分流の哲学を織り込んでいたりします。
新小説のタイトルと少しの設定を求む!! By狐鞠

新小説第10話後編

自作小説

新小説プロジェクト(?)第1作品『気分は雨時々曇り後晴れ―非日常の世迷言―』
第10話
『沈ンダ思ィ出』
後編

心の底に沈めたはずの思い出がもう一度浮かんでくる。
私達の戦いが始まる寸前に、ある男が私達を止めようと飛び出してきた。
???「やめたまえ!2人とも!」
式神使いだった。
式神を出そうとするしぐさを見て、思わず呪術を発動してしまった。
そして、光が一瞬の時を覆う。
その後、私が目を開けると、そこには月華と月ちゃんが倒れていた。
瑠奈「月ちゃん、月ちゃん…どうしちゃったのよ…」
???「あぁ、コレが呪いというやつか…おぞましい…」
瑠奈「月ちゃんはどうなるの?月華は?」
???「おそらく小さい方の坊主は大丈夫だろうが…こっちは…」
瑠奈「そんな!月ちゃんの大事なお兄ちゃんを…私が殺すの?」
???「君のせいではないだろうが…悪いのは私だ…私が飛び出さなければ…」
瑠奈「ねぇ、おじさん…名前はなんていうの?」
???「式野 夜蛇頭(しきの やたず)って言うんだ変な名前だろ…そんなことより2人を病院に連れて行こう」
瑠奈「病院が神界にあるの?」
夜蛇頭「あぁ、たしかあったはずだ…」
2人を病院に連れて行き、月ちゃんの姿を見て抱きついて泣いた。
でも、月華は姿を見せてはくれなかった。
瑠奈「ごめんね…ごめんね…私のせいだよ…」
月夜「瑠奈お姉ちゃんのせいじゃないよ…誰のせいでもない…よ…」
太陽「全く、月夜の言うとおりだよ…誰のせいでもないし、誰のせいでもある…」
瑠奈「お姉さんは誰?」
太陽「私かい?私は太陽とでも名乗っておこうかね。」
瑠奈「夜蛇頭さんは?」
太陽「人間界にでも帰ったんでしょうね」
瑠奈「私も連れて行って欲しかったな…一つのケジメとして…」
太陽「ふふっ、あいつとおんなじことを言うんだね」
瑠奈「え?あいつって?」
太陽「いずれわかるよ」
そして、もう一つの事件。
瑠奈「月ちゃんったら、危ないよ~」
月夜「へへっ、ここまでおいでー」
瑠奈「もぅ待ってくれてもいいじゃない、月ちゃんったら!」
そして、ビルの窓から銃口が見える。
瑠奈「危ない!月ちゃん!!」
月夜「え?なになにぃ?」
貫かんばかりの銃弾は撃ち放たれ、それは月ちゃんをしゃがませて、私を貫く。
月灯「うわぁぁぁぁぁぁぁん!」
月夜「瑠奈お姉ちゃん?瑠奈お姉ちゃーーーーん!!」
射撃手は一発で口を閉じる、恐ろしい笑みを浮かべながら。
瑠奈「ごめん…ね…」
そして、私は長い眠りにつく。
果てしなく長い眠りに…
???「悪いね…こうするしかなかったのだよ。」
薄れていく意識の中に響くその声は聞き覚えがあり、そしてそれは父の声であった。
そして、ある新月の夜、月ちゃんが眸ちゃんと出会ったちょうどその時に、私は長い眠りから覚めた。
狐鞠「おっ、目が覚めたようですね…」
灰狐「ようやく目覚めたようですね。とても長かった。」
狐鞠「瑠奈殿であるな…ずっとココで見守っておりました…2人で。」
そして、眠っている間に夢を見たの、今思ったけど、あの夢の主人公は私ではなく眸ちゃんだったのね…。

第10話
『沈ンダ思ィ出』
~完~

次回
第11話
『自ラヘノ問ィ』

以上!

今日の名言
『深い深い闇の底に奪われた心を取り返しに行こう』

以上!!

  • saeri

    saeri

    2010/03/26 18:06:51

    すごいですね★

  • 狼猫 狐鞠(雄)

    狼猫 狐鞠(雄)

    2010/03/26 15:32:27

    次回予告
    作者「どうも作者です、次回予告なんて、ある意味初出演初演出ですね。」
    月「やぁ、これはこれは作者さん、いや狐鞠さんですかね?」
    作者「そ、そんな事あるわけ無いじゃないですか、声は似ていても違いますよ!」
    眸「じゃあ、証拠に姿を見せてよ」
    作者「むむむむ無理です!そ、そのうち明かしますけど(明かしたって姿わからないんですけどね…)」
    飛花里「ちょっと!どこにいらっしゃるんですの?出てきなさい!今すぐですの!!」
    作者「だから、作者ですって、あれ?これ次回予告になってないんじゃ?」
    黒羽「それもそうですね、では作者様、次回予告を」
    作者「は、はい!えーゴホン。月夜と瑠奈の過去を知った、眸たち、しかし、信じ続けてくれるかという月夜の問いかけに戸惑う。どうしようかという問いかけが頭をめぐり続ける。果たして眸たちの答えはどうなるのか?次回、『気分は雨時々曇り後晴れ―非日常の世迷言―』第11話『自ラヘノ問ィ』乞う御期待!」
    瑠奈「よく出来ました、狐鞠。」
    作者「はい、ある…いえ私は狐鞠じゃありませんよ!」
    等々力「さっき、主様と言いかけなかったか?」
    諒子「楽しい次回予告だねぇ」
    月灯「ふん、次回予告など私と兄ちゃんがいれば十分でしょうに!」
    月「おいおい…」
    作者「それではまたお会いしましょう!」
    影夜「綺麗にまとめちゃいやがったよ」