小説第13話後編
小説復帰記念小説『黒髪の少年エルフと老犬』
第13話『ツォークの光』
後編
エルフ「…」
イオル「どうした?」
エルフがコクリとうなずく。すると、光が集まり映像が現れる。
カンナ「まさか、そんなはず…」
そこには神の存在はなく、いたのは天使と悪魔、野獣と人々だった。
そして意外にも人々は勝ち進めていた。
サンデス「コレぐらいの知識は、音の魔人たるポートリソンにはあったはずだ」
ポート「えぇ、当然よ」
エルフ「ツォークは力、アトラスは技、野獣は術、悪魔は知恵、天使は武器を使って戦いを繰り返した。」
イオル「うむ…それで?」
アル「一時的な覚醒って奴か…」
フロ「私もあんなふうになったら、どうなるんでしょうかね?」
アル「俺が殺してやるよ…」
フロ「ありがとうございます!」
ノーブ「なぜ、喜んでるんですか?」
バンバ「もし自分が暴走したら、大切な人になら殺されてもかまわないというやつだ」
ノーブ「なるほどぉ」
エミリー「…お父さん、私、今のエルフ好きじゃない」
ジバルト「お父さんもだ…」
アルバ「何だこの違和感は」
エルフ「まさに生き地獄だった。我々はこの苦悩をこの遺跡に沈めることで慰めていたのだ。」
イオル「我々…だと?」
カンナ「まるで取り付かれたみたい…こうなったら!」
カンナは水を集めて、エルフめがけて放った。
カンナ「アクア…ボール!!」
しかし、エルフは光で壁を作って、跳ね返した。
アクア「ちっ…強い…」
エルフ「我々、ツォークはアトラスのために生きる事に決めた、そのためには力を封じなければいけない、そして、魔人という一つの選択にいたった、それは神の分身と呼べるものだった、それは初めからあったものだが、我等はそれに力を託したのだ。」
イオル「一体お前は何者なんだ?」
エルフ「幸せを照らす者」
ジバルト「幸せを照らす者…」
エルフ「…Der Mensch liegt in größter Not!」
カンナ「また…言ってる」
エルフ「…はっ!な、何をしていたんだ?…」
イオル「全くだ、帰るぞいろいろ分かった事もあるしな…」
エルフ「は???な、何をいってるんだ?おいちょっと待てよ」
ポート「それじゃ、私も退散するかね」
第13話
~完~
今日の戯言
『ところでこのコーナーほとんど俺達ばっかりだけどいいのか?ってか俺達って言っても誰が誰だかわかんねえよな』
以上!
フロ「全くもって理解できませんねぇ」
作者B「そ、それはあなたがぁ…」
アル「フロウトがどうかしたのか?」
フロ「いたんですか!あ、いや何にも関係ありませんよぉ」
アル「まさかこのコーナーはお前が一人前の魔王になるためのコーナーなのか?!」
以上!!