やっと春になってあちこちで芽吹く我が家の庭。クロッカスははや終わり、スイセンやヴィオラが咲き始め、プリムラとチューリップは準備中。主に名を覚えられていない花もちらほら。

　そんな中、すき間を埋めんとミツバが潜んでいる。いや、すでに葉が1cmくらいに成長してきてる。ほんとにあちこちにある。


　クローバー（シロツメクサ、アカツメクサ）も三つ葉だが、我が家に自生しまくっているのが本当のミツバだ。なぜ自生しまくっているかというと、これは普通に野菜売り場で売られているほど美味しい草なので、１０年くらい前になにかのはずみで生えてきたミツバ（これを自然発生説というｗ）を比較的優遇し、数年前には専用のエリアを設けるまでに到ったからだ。

　クローバーは食べられない（と思う）が、こちらのミツバはなんといってもセリ科である。おひたし、味噌汁、麺類の香味にはうってつけ。クセになる味だ。

　夏の終わりから秋にかけて小さな白い花を咲かせ、特段何もしなくても翌春にはあちこちに芽を出すほど種子を拡散させる。

　あとひと月ほどしたら食べられるくらいになるだろう。成長しすぎて固くなったら、ツンと鼻にくるあの微妙な香りが消え、歯触りも悪くなるので早いうちがオススメ。


　今では専用エリアを飛び出して、スイセンの横にいたりする。

　あ、間違ってもニラだと思ってスイセンを食べてはいけません。毎年それで中毒騒ぎが起きます。水仙は有毒植物ですよ。