羊の日記

「花と犬」の執事である、大泉羊のニコ日記

小説/詩

雫井脩介「虚貌(上・下)」読了。
解説の言っていることは本当に良く分かる。そして私は解説者に同感。
かなり力作。かなり好き。

ある種のファンタジー。
生き抜くための努力と幻想の、硬く美しい結晶のような。

緻密なプロットのわりに、いまひとつ最後の説明が不足でイカイカする感じも、救いをどう求めていいかわからない部分も、まあ、OKだ。
説明されすぎると多分ウザイ。


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