蝶と水面(みなも)
蝶が水辺に飛んでくる
ひらひらり ひらひらり
水面はキラキラ
ゆらゆら揺れて
その姿を美しく映し出す
蝶はひらひら
美しい姿をもっと見ようと
ひらりひらりと水面に近付く
もっと近く
もう少し近くで
そうしているうちに
ふと触れたくなったりして
でもね 蝶々さん
あなたは知っているのかしら
水面に近付き
それに触れた瞬間
水中に引き込まれてしまうということを
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キラキラする水面に誘われ
美しい姿を見る
輝く幻影に近付き
ひらひらと
それに触れようと
すうっと降りていく
刹那
液体に触れる感触
顔を濡らし
身体を濡らし
もがけば羽にまで水は触れ
背中に覆い被さるそれは
重しとなり水中へと誘う
沈んでいく蝶
もがく力もなく
ただ水底をじっと見つめる
後に残るは
輝く水面
それに漂う蝶の名残のみ
風
2009/02/08 20:34:48
そうですね。
人間の収集癖には困ったものです。
綺麗だからと集めて
数が少なくて珍しいと言って集める
まったく人間というやつは・・・
なんて言う私も人間でした。
因みに蝶も蛾も苦手ですー
アニセ
2009/02/08 16:44:56
表面張力には捕まるわ
他の虫や鳥には食われるわと
蝶の生活もなかなか大変。
それでも生態系の範疇なら
まだましなのかもしれないけど。
鑑賞目的で人間なんぞに採集されまくって
絶滅しちゃった種もいたりするのが
なんともやりきれない感じがする。
基本的に同じ生物なのに
毛嫌いされてあまり採集の対象にならない
蛾のほうがなんぼか幸せなのかもしれぬ。