無駄に費やす日々~日常という名の非日常~

透明マリォ

2009年4月5日スタート!
ほとんど更新しませんがよろしくお願いします。
最近は主に小説を載せております。
たまに、自分流の哲学を織り込んでいたりします。
新小説のタイトルと少しの設定を求む!! By狐鞠

小説第15話前編

自作小説

小説復帰記念小説『黒髪の少年エルフと老犬』
第15話『小規模都市クロスォール』
前編

町長のマゼランの家が宿だったらしく、そこのベッドに二人を寝かせた、もちろんベッドは二つだ。
エルフ「…」
マゼラン「えーっと、そのぉ…」
エルフ「…聞かせて欲しいことがある」
マゼラン「はい!何でしょうか?」
エルフ「この町はなぜ此処まで平和なのだ?」
マゼラン「ついこの前までは、内紛が絶えなかったんですよ」
エルフ「知っている…光たちに聞いた。」
イオル「光だと!?」
マゼラン「そ、それはどういう意味ですか?」
エルフ「…光は嘘をつかない…悲惨な事件が起きていたのにも関わらずここまで平和だとは思ってもいなかった。」
マゼラン「はい、復興には長い時間がかかりました…」
エルフ「そんなことは問題ない、問題は遺跡だ…遺跡さえ残っていれば…全て救える…」
マゼラン「はい、何とかお守りしました。」
エルフ「確か、その際に活躍した人物がいたはず…」
マゼラン「はぁ、しかし書類には…何せ古い事件ですので…」
エルフ「…そんなことは聞いていない…ただ、彼は、今どうしているのだろうか…」
イオル「知り合いなのか?」
エルフ「いや…」
妙に落ち着きすぎだ…お前らしくないぞ…
エルフ「…そろそろだな…」
すると、二人が起きて来た。
カンナ「すごい…タイミングバッチリ…」
エミリー「…あまり好きじゃないよこんなエルフ…」
エルフ「…好きになってもらわなくて結構…ただ、私は光を操り光に従うまでだ…」
アル「その台詞、まるで魔人だな」
エルフ「そうかもな…少し、出る」
カンナ「どこへ行く!」
アルバ「どこでも良いじゃないか…」
サンデス「お前…までもか…」
エルフは出て行った。

エルフ「出てきたらどうだ?勇者に闇の魔人」
ヴォル「いつから気づいていた?」
オリゴ「もちろん初めからですぜぇ、そう、旅立ちの時からねぇ」
エルフ「…その通りだ…初めから分かっていた。伝説の全ても…」
オリゴ「光にはお見通しってか?」
エルフ「…かもな…」
オリゴ「いつまで猿芝居をするんだい?」
エルフ「私の完成などどうでもいい、問題はシステムの完成」
オリゴ「システム?」
エルフ「グリムシステムの完成」
ヴォル「もう、お前は人じゃないんだな」
エルフ「初めから人じゃなかった…私の誕生は機械のような誕生だった」
オリゴ「お前…体だけ入れ替えてるのか?もしかして、おまえ自身がシステムなんじゃないだろうな…」
エルフ「分からない…システムは世界救済の為の者だ、ホロビヌシには負けないためのな…私は光の魔人ではない、彼は今遠い所にいる。」
オリゴ「初めから人じゃなく、魔人でもなく、システムでもない。」
エルフ「あぁ…そうだな…彼をとっ捕まえて食ってしまえば私は神となれるかもね…」
オリゴ「そうなれば、噛み殺すまでさ」
エルフ「彼の封印を解く為には、遺跡を廻り彼を見つけるしかない…」

続く

今日の戯言
『本当にこのコーナーには意味があるのでしょうかね?…』

以上!
???「で、でも楽しそうだし良いじゃないんですか?…」
??「ふん、馬鹿馬鹿しい、無様だとは思わないのですか?」
???「その割には、ちゃっかりコーナー乗っ取ってますけどね」
??「貴方がそうしてくれと言ったのではないですか…」
???「そうですけど…」
以上!!