無駄に費やす日々~日常という名の非日常~

透明マリォ

2009年4月5日スタート!
ほとんど更新しませんがよろしくお願いします。
最近は主に小説を載せております。
たまに、自分流の哲学を織り込んでいたりします。
新小説のタイトルと少しの設定を求む!! By狐鞠

小説第16話後編

自作小説

小説復帰記念小説『黒髪の少年エルフと老犬』
第16話『闇光対立物語』
後編

グリム「…エルフ、待ってくれ…」
グリムの脳内で、罪深き記憶が流れた。

――なぜだ、なぜなんだ――
光「待ってください、神よ」
神「なんだね?」
光「なぜ、私は生まれてきたのです?」
神「私ですら知らないことを聞くのか?」
光「も、申し訳ございません、しかし」
闇「しかしもくそも無いだろ?俺達は創られた、ただそれだけだ」
神「まぁそういうな…人は私を創り、私は人を作らざるを得なかった…それだけだ」
光「ならば、何もあなたに従うことは無いのでは?」
神「そういうことにもなるかもな…」
闇「そんなことさせねえよ…あんたが従わぬと言うなら俺はそれを止めるだけだ」
光「ならやってみるかい?」
闇「…やっぱむかつくよあんたは」
光「なら決定だ」
闇「そういうとこは好きなんだけどよぉ…あんただとなんかむかつく」
正直言って、良くあることだった。
だが、神はいやな予感がしていたらしく、私たちを止めようとした。
闇は動きを止めたが、光は止めず、光の放った攻撃は神に当たる。
神「ぐっ…」
光「あなたに従うことは無いはずです」
神「しかし、今度したら…滅するからな」
光「分かりましたよ…」
闇「大丈夫ですか!?おい、てめぇーゆるさねぇぞ!!」
光「勝手にすればいい」
そこから後の記憶は思い出したくも無かった…

なぜ、なぜ私は生み出され、神に殺されなければならない…
いや、死んではいないから殺されたわけじゃない…だが、希望の光が絶望とかしたと言うべきか…

その瞬間でかい何かがまた現れた。
「何だ、グリム…」
グリム「…待ってくれ、もう一度だけ逆らわせていただく…死ぬと分かっているからこそ」
「世界の危機がお前だというのは確かだが、殺すつもりは無いぞ」
グリム「嘘はやめていただこう、あなたのために私は影武者となった…その時点で私が死ぬ事を示していた…そうだろ?」
「…肯定も否定もせんぞ」
グリム「その言葉を待っていた…」
「何?」
グリム「時は満ちたってことだ」
イオル「お、お前?…」
グリム「力の開放なんざ、あの時からいつでもできるようになっていた」
イオル「…どういうことだ?」
グリム「…光の導きに従い、現れよ、聖剣!」
イオル「そ、その剣は…イオアルケードか?」
グリム「違う…これは、グレイムシャイン!…まぁ名前は今つけたから適当なんだけど」
イオル「おい!何それ?意味不明だよ!」
エミリー「つまり、光の剣ってことね」
イオル「なんでわかんの!?」
フロ「私も言いたいことは分かりましたけど」
イオル「分からないの俺だけ?!一番長く共に旅してきた俺だけ?!」
アル「まぁそう騒ぐな、ってかお前そんなキャラだっけ?」
アルバ「心を許してきた証拠だな…」
グリム「…さぁ、今お前はどこにいる!」
「グランパシファール、地の底の底だ」
グリム「だったら今すぐ行ってやる!」
オリゴ「おっと、それまでですぜ」
グリム「何?」
オリゴ「もう一度決着をつけようじゃないか、光と闇の…戦争のな!」
グリム「そういえば、なんとしても止めるんだったな…」
そして、また二人は戦うこととなる…のであった。

第16話
~完~

今日の戯言
『作者四天王ってことはその上に誰かいるんだよな?』

以上!
明日葉「それは企業秘密です!」
べべ「ってか、俺達知らないんだよなぁ」
フロ「…知らないんですか?」
ビスマス「あぁ、顔すら知らないし」
アル「お前らそれでよく四天王なんて名乗れたな…」
トニー「しかたないっすよ…だって、いるかいないかすら分からないんですから」
アル「まじかよ!?」
続く
以上!!