無駄に費やす日々~日常という名の非日常~

透明マリォ

2009年4月5日スタート!
ほとんど更新しませんがよろしくお願いします。
最近は主に小説を載せております。
たまに、自分流の哲学を織り込んでいたりします。
新小説のタイトルと少しの設定を求む!! By狐鞠

小説第17話前編

自作小説

小説復帰記念小説『黒髪の少年エルフと老犬』
第17話『融合離別』
前編

デカイ何かが見守る中、グリムとオリゴールは戦闘を行うこととなった。
激しくぶつかる二人、此処からでも、私の目をもってしても、白い光と黒い光がぶつかり合っているようにしか見えない。
たまに、それすら見えないこともあるのだ。
どこぞの戦闘アニメとは違って、不気味さがあらわである。
と思ったら、二人の動きがピタリと止まる。
よく見ると、グリムは笑みを浮かべており、オリゴールは息を切らせ肩で息をしている。
イオル「勝負はついたのか?」
アクア「エルフがまだホログラム状態でいるからまだよ」
オリゴ「全く…余裕な用ですね…」
グリム「闇と光は本来一つ…その上有限的ではなく無限のはず…でも、あなたはその解放が出来ないように、神によって制御されているからね」
「まさか、あの時、お前が私を裏切ったのはそのためにか?」
グリム「全ては計画のうちだった…だが、計画をぶち破ったのは…他でもなく、我が父、アメリだ」
アメリ「お前の計画は牙むき出しだったからな」
グリム「しかし、今となっては好都合だ」
アメリ「何っ!?」
グリム「これでようやく、君と一つとなれる…闇よ…」
オリゴ「なんだって!?」
グリム「君を取り込むことが僕の目的だったのだよ」
オリゴ「なんだと!?」
「やはり…」
グリム「オリゴールを吸収目標とする」
イオル「やめろ!そんなことをすれば、お前はお前でなくなるぞ!」
グリム「違うよ…僕は本当の僕に戻るんだ」
エミリー「お願い…私の知ってるエルフでいて…」
グリム「ごめん…」
エミリー「そんな…」
そして、冷たい光が世界を覆い、光が引くと、そこにいたのは、野獣のようなモノだった
光に反応してか、魔神やら機神やらが動き出した。
大きさは倍ほどあるし、数はかなりあるのだが、そんなことお構いなしの笑みを浮かべる。
デカイ何かも、笑みを浮かべているので、まだ力を解放していないらしい。
そしてこれからこの野獣のようなモノを死神と呼ぶしかないような、大鎌を取り出し不気味な笑い声を出しながら、魔神やら機神やらを切り刻んでいく
死神?「フハハハハハハハ!!」
「忌々しい…だが、清々しいほどだ」
死神?「さて、さっさとこんなところからおさらばと行こうかね」
「何?」
死神?「今ならあんたを殺すことは簡単だ、だがな、余計な犠牲は出したくないし、宇宙(そら)に出ることも出来るようになった」
ヴォル「お前の名前はなんだ?」
死神?「なぁに、どうせいなくなるんだ…名乗ることも無いだろう…まぁ、名乗るとしたら、デマイズさ」
ヴォル「デマイズ…か…」
デマイズ「そう…終わりなのさ…これで…」
エミリー「嫌!そんなの絶対嫌!!」
「何故だ?何故火も水も土も風も音も吸収しない?」
デマイズ「そいつらがいて、誰が悲しむ?俺がいても皆を悲しませるだけだ…道連れにするぐらいならさっさと死んでる」
エミリー「そんなの勝手すぎるよ!あなたがいなくなって悲しむ人間もココにいるのに…」
デマイズ「俺だって悲しいさ…大切な人を失うのは…それも沢山…」
エミリー「それならどうして?…」
デマイズ「今はまだ安心して欲しい、まだ別れのときじゃないから…」

続く

今日の戯言
『四天王の上って誰がいるんだろう? …気になりますねぇーとっても。』

以上!
アル「確かに…」
べべ「気になってきたかも」
フロ「今まで気にしてなかったんですか!?」
ビスマス「うむ」
トニー「残念なことに微塵も考えたことはございません…」
べべ「ところで明日葉は?…」
アル「俺は知らんぞ?」
続く
以上!!