マツダ通り魔事件
昨日早朝にとんでもない事件が広島市で起こった。
面識も縁も無い男が次々に12人を車で跳ね飛ばし、その中の1人が若くして亡くなった。子供は1歳、若妻は32歳、正に青天の霹靂、夫を朝見送ったばかりの出来事である。
色々と報道はされているが、亡くなった男性の両親の気持ちが推し量られる言葉が日蓮上人の記録にある。
人間に生をうけたる者
うれいなき人はなけれども
友との別れ
夫婦の別れ
いずれも、歎(なげ)き浅からざることわりなり。
なれども
親子の別れこそ、忍びがたき歎きはなし。
親子の別れにも、親のゆきて子のとどまるは
同じ無常なれども、人の世の次第なり。
親はとどまりて、若き子のさきにたつほど
なさけなき事はなし。
咲いた花は散らずして、つぼみの花の枯れ
満月の雲のかかりて
はれずして山に入るがごとしなり
故人の冥福をお祈りいたします。