いよいよサッカーですねぇ。
今夜の決戦の結果はどうなるのでしょうか。
私は本当に楽しみで仕方がありません。
起きていれたら見ようと思いますが、恐らくは無理かと思います。
嗚呼、残念だなぁ、見たいなぁ。

さて、サッカーと言って思い出すのは、今となってはもう１０年ほど前。
神宮球場のスワローズ対讀賣チームの一戦。
１点を先制したスワローズが、讀賣の超重量打線をいかに押さえ込むか
といった試合展開となります。
試合は、当時の野村監督の継投が冴え渡り、１－０のまま９回の表の抑えのエース高津に繋ぎます。
そして最後、高津が讀賣の打線を見事に押さえ、１－０の完封勝ちを納めたのです。
試合後、野村監督は記者会見でこう言い放ったのです。

「サッカーや、サッカーやぁ！ぐわは、ぐわはははは！」

野村監督は、１－０というロースコアなゲーム展開にサッカーのスコアの様だと言いたかったのでしょう。
とにかく監督の采配冥利に尽きる試合内容と言うところで、ご機嫌な会見でした。
また、見ていた私もスリリングで手に汗握る展開で楽しかったのです。

野球と言うスポーツは、意外性の高いスポーツだそうです。
つまり、強い選手を集めたからと言って必ず勝つとは限らない。
その理由は、ボールの大きさとグラウンドの広さの割合を考えれば、容易に理解できると思います。
つまり、グラウンドの広さに比べボールが小さいのです。
サッカーやラグビーは、フィールドは広いけどボールは野球ほど小さくない。
卓球はボールは小さいけど、テーブルの上でやっていますね。
と言うわけで、野球が一番意外性の高い球技となるわけです。

また、野球と言う球技はノーヒットでも得点が可能な特殊性も持っています。
死四球→盗塁→送りバント→犠牲フライ
で、１点です。
かと思えば、足の遅い選手であった場合、ヒットを３本続けても得点できないといったケースもあります。
まさにそういったところが、野球の面白さであります。

また、３つのアウト取らねば攻守交替しない部分も、野球のスリリングなところ。
つまり、２アウトからでも大量得点が可能であり、どんな状況であっても逆転は夢ではないのです。
時間が来ると自然に終わってしまう競技とは訳がちがうのです。
テニスやバレーボールなども同じ事が言えます。
最後までわからないというスポーツこそ、見ていて楽しくスリリングなのです。

また、人間の能力を全て使い切るというのも、スポーツの条件だと思います。
パワー、持久力、反射神経、動体視力、そして戦略。
それらをフル活用して勝利を目指す。
最後は神様の悪戯といった要素も含まれ、そこにドラマが生まれたりもします。
ルールによって人間の能力を抑制させるようなものであってはならないと、私は思います。

さて、長々書いてまいりましたが、それ位今夜のサッカーが楽しみと言う事です。
おかげでよく眠れそうです。。。