松本清張『断崖』
初文庫化作品集と銘打った本でしたが・・・。
中編「濁った太陽」と他4篇。
いずれも犯罪推理小説とは一線を画す物で、推理小説とはひと味違うところに、
1960年代の清張の執筆姿勢の転換がみえます。
しかし、戦前・戦後を舞台とした「粗い網版」「汚れた虹」は推理ではなく普通の小説で、今ひとつキレが悪いように思えます。
驚いたのはショートショートの「骨折」。たった1頁の作品ですが、「やるな」と思わせるものがありました。
総体的には ☆ です。
清張の良さがあまり感じられなかったので。
ぷ〜
2010/06/25 12:53:57
bonoさん、14行でした。
清張がショートショートを書いていた事に驚きました。
bono
2010/06/25 09:02:39
超ショートショートは何行なのでしょうか?