無駄に費やす日々~日常という名の非日常~

透明マリォ

2009年4月5日スタート!
ほとんど更新しませんがよろしくお願いします。
最近は主に小説を載せております。
たまに、自分流の哲学を織り込んでいたりします。
新小説のタイトルと少しの設定を求む!! By狐鞠

小説第20話

自作小説

小説復帰記念小説『黒髪の少年エルフと老犬』
第20話『怒りの爆発』

「許さんぞぉぉぉぉぉ!!」
【勝手にほざいてろ!】
とてつもなく大きな拳ととてつもなくか弱そうな拳がぶつかる。
流石は神といったところだ…
そして、か弱そうな拳が勝つ
【ぬぐっ!?】
吹っ飛ばされるまではいかないがかなりのダメージを与えた。
もう一発、もう一発と殴り続ける神
怒り狂っているようだ。
【ぐがっ!ぐぐぅ!!】
だが、ホロビヌシは目から必殺光線らしきものを放ち、神を地に叩き落した。
【ふははははは!!無様だな!!】
「くぅ…」
そして、ホロビヌシがデカイエネルギーの弾を地にぶつけようとした。
正直俺は何も出来ちゃいない…
―お前は、よくやってくれたさ…―
不意に頭の中でエルフの声が横切った。
だが、そんな台詞は聞いたことがない…まさか!
デマイズ「光と闇で身を隠して正解だったぜ!!」
【な、に?!】
デマイズ「もらったぁぁぁぁ!!」
ホロビヌシに抱きつき、宇宙(そら)へと飛んでいった。
エミリー「エルフゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」
宇宙空間でホロビヌシはエルフを振り払う
ホロビヌシは何度も何度も攻撃を仕掛ける。
が、エルフはホロビヌシの隙を見つけるために、あまり攻撃をしない。
【力も残りわずかで避けるので精一杯か?】
「馬鹿な奴だ…あいつは…」
デマイズ「ふふっ、その程度か?これなら俺の最高の技を使うまでも無いな」
【黙れぇぇぇぇぇ!!】
デマイズ「もらった!」
ホロビヌシを担ぎ上げ、太陽へと全速前進する
【やめろ、離せ!!】
太陽にかなりの至近距離まで近づく
デマイズ「くそ、俺じゃとどかねえ…なら、仕方ない…」
手を離す
【ふ、諦めたか】
そしてエルフは体内に力をためる
デマイズ「これでおしまいだ」
そして、エルフは…自爆した。
【な、何ぃぃぃぃ!!!】
そして、その爆風でホロビヌシは、太陽へと飛ばされ、溶けていく。
【ぐあぁぁぁ!まだ、まだ死にたくねぇぇぇぇ!!】
「こっちだってそんな風に生きようとしていたのに…貴様が殺そうとした。その報いだ…」
イオル「だが、それを与えるために払った犠牲は大きいな…」
エミリー「エルフ…うぅ…エルフぅぅ…う゛わ゛ぁ゛ーーーん!!うっ、ヒッグヒッグ、うわぁぁぁん!」
「これが、エルフの答えか…悲しみを置いて行くなんぞが…お前の答えなのか…」

第20話
~完~

以上…