似て非なるもの
☆しらたきと糸こんにゃくの違い
白くて細いのが「しらたき」で、太くて黒っぽいのが「糸こんにゃく」といわれることがありますが、これは正解ではありません。これは見た目の違いだけのことです。どちらも原料は同じですが、こんにゃく芋の皮が入るかどうかなどといわれる方もあるそうですが、これも正解ではありません。
両者の大本であるこんにゃくは、こんにゃく芋を粉末にして、それを炊いてから石灰乳を混ぜて固めたものです。
江戸時代には関東地方ではしらたきがよく作られたそうで、こんにゃく芋の粉を水で溶いて出来た糊状の状態のものをトコロテンのように突いて細い穴を通したものを熱湯に入れて固まらせます。そのため地方によっては突きこんにゃくと呼ぶそうです。
同じ頃、関西地方では糸こんにゃくがよく作られたそうで、板状のこんにゃくを細く切って作ります。
元々は全く違う物であったとのですが、現在は、しらたきも糸こんにゃくもしらたきの製法で作るそうです。ですから現在では両者を区別する方法はないわけで、主に関東地方ではしらたき、関西地方では糸こんにゃくと呼ぶのが妥当なところでしょう。
追伸
糸こんにゃくをしらたきと称して輸入しようとして逮捕された事件があったそうです。これは税金の額が違うらしいのですが、こちらのほうがうそのような本当の話になりそうですね。
キョンキョン
2010/07/08 23:18:34
そうなんですか。
私はしらたき派です(^^) 肉じゃがなら糸こんにゃくでもOKですが…。