☆雨のメカニズム
全国的に大雨のようです。
雨はそのでき方により、「温かい雨」と「冷たい雨」に分けられますが、日本ではほとんどが冷たい雨になります。
冷たい雨のメカニズムを見ると、上空の雲を形成する小さな水滴が表面張力で小さくまとまろうとします。しかし、このために0℃になっても凍ることができません(これを過冷却の水滴と言います)。そして、雲の中ではこの水滴と氷晶(氷の粒)が混在していますが、水滴は蒸発して水蒸気になり氷晶に吸収されて氷晶は大きくなっていきます(この現象を昇華といいます)。やがて、重くなった氷晶は重力に逆らえなくなり落下します。この時、0℃以上の空気層を通ると、氷晶は解けて雨粒になります(解けなければ雪になります)。
温かい雨は熱帯や亜熱帯の海上や海岸で降るのですが、そのメカニズムを見ると、海の上の空気には海から飛び出した塩の粒(海塩核と言います)が漂っていて、これを芯に水蒸気が吸収され、また相互に衝突を繰り返しながら大きな水滴になり、最後には雨粒になって降ってきます。
キョンキョン
2010/07/15 22:33:58
うわ~理科の授業受けている学生に戻ってしまいました(*_*;
昇華…昔、聞いたような^^;