天使の棲む街

くりす

日々の事やら趣味の事、たまに気まぐれに短編詩とか徒然に…。

ラムネ色の恋

小説/詩

光る汗

日に焼けた素肌に白く光るTシャツ

テニスコートに響くスマッシュの音

どこまでも青く澄んだ高い高い空

飛行機雲



その高みまで行けると思っていたあの頃

そう、部活帰りに飲んだラムネの泡のように

上へ上へと行ける気がしてた



現実はそんなラムネのようには甘くなくて

上へと立ち上ろうとする泡は儚く消えることに気付く中3の夏

君と一緒に飲んだ時のラムネのビー玉を取り出して

お守り代わりにしてはいつも握り締めていた



ラケットを持ってボールを追いかける君の後姿を

こっそりビー玉越しに眺めて閉じ込めた

けして近くはなかった存在がさらに遠く見える



校庭の鉄棒に逆さにぶら下がってビー玉越しに世界を見る

逆さの世界がまた逆さになって一回転して元通り

ねえ、世界はこんなに簡単にひっくり返せるのに

君の心はひっくり返らないんだね

ラムネ色の恋は

立ち上っては消えて行く泡のように終わりを告げた






フィクションですw

というかこんな経験してたら今頃行き遅れてないと思(ry

  • くりす

    くりす

    2010/07/23 02:34:44

    >ai(艸)♪様

    初めまして、コメントありがとうございます♪
    そうおっしゃって頂けると嬉しいです。ありがとうございます(/ω\)

    >銀治郎様

    いやぁ、だってこんなこっぱずかしい話実話だったら書けないですよ^^;

    >夕燈様

    基本フィクションですw
    ああ、でも中学校時代に同じ部活だった憧れの人をイメージして作ったので
    そういう意味では100%フィクションとは言い難いかな?
    でも、校庭に鉄棒もなかったし一緒にラムネ飲んだとかは…残念ながらないです^^;

  • 夕燈

    夕燈

    2010/07/23 00:28:54

    ステキな中学時代だったのですね(^^)
    羨ましいです(> <)

    ・・・と思ったらフィクションなのですか?!

  • 銀治郎

    銀治郎

    2010/07/23 00:00:35

    こんばんはぁ^^
    最後の2行はいらないね~(*≧m≦*)ププッ
    いいよ('∇^d) ナイス☆!!

  • ai(艸)♪

    ai(艸)♪

    2010/07/22 23:51:37

    広場からです☆
    フィクションでもすごいです(*^_^*)