海をぼーっと眺めているのが好きだ。
青の色はどんな色でも好きだ。
夜空の群青色から甕のぞきのあ淡い淡い水の色まで。
さまざまな青に変化する海は、私にとっては心の癒しに近いから。

多忙であったけど、楽しかった高校生活を終えて就職。
社会人兼OL一年生として働き出して、好きな本も読めず、漫画も描けず、アニメも見れず、ましてや友人とも会えないの、プライベートタイムナッシングの激務に追われるようになった。
なにせ入社半年で、配属された人事課の先輩OL二人と男性の主任さんが次々と退職するんだものなあ～＞＜
入社半年目にして古参社員ってあんまりだよｗｗｗ
原因はなにやら派閥争いやったらしいけど、そんなの関係ねぇだ。

そんな生活をしていると、どこかに行きたくなるのは当たり前だ。
よく行ったのは、和歌山にある箱作という港町だ。
お弁当と本とをもって、ふらりと電車に乗って、行き当たりばったりで降りたのがこの港町だった。
のんびりとした磯の香りがするこの町がいたく気にいった。
郷愁を感じる町だった。
大阪しか知らないっていうのに。
太平洋に続く、埠頭からの眺めが気に入った。
柔らかな、青い海と潮風が、いらつく心を宥めてくれた。
日帰りの小旅行の思い出だ。