心霊スポットを愛する悪友二人と、深夜の青木ヶ原樹海を探訪してきました。

まずは、すでに営業が終了し無人となった「風穴」の駐車場に車を停め、身支度開始。準備のいいことに、友人は頭に懐中電灯を装着し、迷わないようにとロープも持参、当然、定番の方位磁針も。

リュックの中身は、いざという時のカロリーメイト、チョコレート、ポカリ。更に電池切れでも大丈夫のように、手で回して充電させるラジオつき懐中電灯、携帯電話、ビデオ、デジカメ。

青木ヶ原樹海を通り抜けられる遊歩道が整備されているので、「風穴」付近から、遊歩道に突入。そして自殺防止の看板を横目に、遊歩道を外れていきます。

しかし遊歩道を外れた場所の地面は剥き出しの溶岩なので、大小さまざまの凹凸があり、しばしば足をとられます。しかも凹部を枯れ草が覆い、あたかも平坦にみせているのです。その凹部に足を踏み入れると、一気に下半身まで埋まってしまうことも。

結局、５０メートルも進まないうちに、下半身は泥まみれで、ズボンも何箇所か切れる始末。

私・「座敷わらし」を守ってくれる「火の玉」もないので、懐中電灯がなければ、微かな月の明かりのみの闇。そして周辺は特徴のない似たような風景が続いているだけ。さすがに身の危険を感じ、引き返してきたのでした。

実は遊歩道を外れて歩くのは、動植物の生態系を壊すということで、自然公園法に
反する立派な犯罪行為。深く反省しております。

ちなみに、樹海を彷徨ってた間、出会ったのはコウモリ、ムササビのみで、人間には遭遇しませんでした。まあ、当然ですか。

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