はじめまして。金髪になりました、金のボーヤで～す！今後とも、よろしくです。


っと、いうわけで、ジーヤと釣堀に行ってきましたー！

「ねぇ、ジーヤ。夜風が気持ちいいね～」
「そうじゃのぅ、海賊の宝探しも楽しかったのぅ」

「ねぇ、ジーヤ。なかなか釣れないねぇ」
「そうじゃのぅ、わしゃ、こしあんの方が好きじゃがのぅ」

「あ？あれ？キ、キタッ！、う、わ、お、おきい、かもッ、って、力が、つえッ！」
「あ、大変じゃ、あ、あみ、あれ、ど、どこじゃ？」

「う、うわ、ひ、ひきずりこまれ、るッ、あッ、た、たすけ…」

ぼっちゃ～～～～～ん！


ぶくぶくぶくぶく～～～～～

（あっ、釣堀の精が現れた！）

「おい、そこの年寄りよ！お前の落としたのは、この金のボーヤか、それとも、
　この銀のボーヤか？」
「わ、わしの孫は、にんじんが好きでのぅ、カロチン・スカイボーヤというんじゃよ」

「そうか。正直者の年寄りには、この、にんじんセイバーをやろう」
「そうかい、わしゃ、羊羹も好きじゃがのぅ」

「残りの時間、釣りを存分に楽しむがいい」

「あ、こら、ほとんど正解だったんだから、おい、らを、はな、せッ、あッ、た…」

ぶくぶくぶくぶく～～～～～



「はっ！　あ、見知らぬおじさん、オイラを釣り上げてくれて、どうもありがとう。
　お礼に、このフツーのオノを差し上げます」

「あ、そうかい。かえって悪いねぇ」

「いえ、いえ、どういたしまして」


っと、言うわけで、金のボーヤは、にんじんセイバーを手に入れた！

（あ、手に入れたのは、ジーヤだったか！）

※この話はフィクションです。