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今回は虫眼鏡♪

「チャイナタウン」
創元推理文庫　S・J・ローザン著

本は毎週大量に購入しているのですが、読むのが追いつかず積読が増えています（笑）
ハードカバーはついつい後回しになって、お手軽な文庫本を先に手に取ってしまいます。
今回はシリーズ物の一作目。

実は近所の小さい本屋さんで最新作の「夜の試写会」を見つけて読んだら、シリーズ物だったので大きい本屋さんで一作目を探して買ってきたのです。
「夜の試写会」は短編集で、主人公が交代で変わっていたのですが、「チャイナタウン」は長編で主人公はヒロインに固定されています。

アメリカ生まれの中国系女性が探偵として、時折アイルランド系の白人男性の探偵と手を組みながら事件に立ち向かう、というのが粗筋です。
あまり儲かっていなかったり、頭に血が上りやすい彼女に「もうちょっと落ち着け（笑）」と思ったり、母親に頭が上がらなかったり、中国の風習や習慣も詳しく描写されていて、単純に読んでいくだけでも楽しめると思います。

事件そのものを解決したかどうかと言う判断は、読んだ方それぞれによって異なると思いますが、私はしがらみが絡めば、表に出せないこともあるよね、と思いました。
面白かったので、活字が苦手、と言う方でなければお勧めです。