【日々、人生の四季を往く】

ぽふ、

昔々、初期の頃、手さぐりで詩を書いていました。
ポエムっぽくしたり、それを元に歌を作ったり。
こちらも遡って、ご覧いただけたらと思っています。
    *       *       *
最近では、ニコットおみくじに思うことを書いています。

「器量」

小説/詩

濡れそぼったワンコが
商店街の角を曲がる

アーケードに賑やかな花の飾り
店の主人がワンコをみつけ声をかける

「あんた ひとりかい?」

ひとりなら何かくれてあげらあ
そんな4人も5人もつれてこられちゃ
かなわんからなあ
あんたひとりだけだよ 内緒だよ

店の主人は奥へ引っこみ
ワンコは黙って待っていた

ツクネをほぐして器にいれて
店の主人は 話す

「あんた うちの子になんねぇか」

いや家族は多いほうがいいからな
さっきと真逆のことを言いながら
店の主人は ひとりごちた

「そんな濡れそぼった姿では せっかくの器量がもったいねえ」


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