瞳の中の少女…1
外では雀が鳴いている。
誰もが羨む清々しい朝。
彼女は毎日正確な体内時計を刻み、いつもの通りに目を覚ます。彼女はまた新しい日が来たことに感謝し、上半身だけ起きあがらせた。
彼女はベッドの脇にある写真を手にし、ゆっくりと目を向ける。
そこには目鼻立ちのハッキリした、一見すると少女のようにも見える少年が写っている。その中にある彼の微笑みは、彼女にとってかけがえのない心の支えであり、安らぎであった。
彼女はその微笑みに、微笑みで返す。
そして、優しい声で挨拶をした。
「おはよう」
彼女の瞳は淡く澄んでいた。瞳の色は、彼女の気持ちをすべて投影している。表すと桜の花の色。その色を基調としてほのかにキラキラとしたシルバーが散りばめられているような、そんな幸せな色だ。
この瞳の色ならば彼女は非常に機嫌が良い。
花を摘むように大事に大事に少年の顔を自分の胸まで引き寄せる。
そして、その幸せな色を発しているまっすぐな瞳に、彼の顔を焼き付ける。目を閉じても瞼の裏に写るように。彼女は彼に口づけをして、また大事に大事に目を閉じる。そして眠りに入っていった。
「また、いい夢が見られますように」
…と。
ゴールデンウルフ
2010/09/11 22:04:23
のりたま@*翔子さんへ^^
はじめまして
そんな大したことないんですが
読んでいただけたらありがたいです
よろしくお願いします☆
のりたま@*翔子
2010/09/11 17:33:22
はじめまして☆
ブログ広場から失礼します^^
面白いですね^^読ませていただきまふ=3
ゴールデンウルフ
2010/09/07 19:14:17
マコトさんへ^^
はい^^スタートしました
これは高校生の時に書いたものでして…かなり恥ずかしいんです^^;
さてどんな話になっていくかお楽しみに^^
マコト
2010/09/07 09:01:59
新連載、スタートですね。
今度はどんなお話が待っているのか、楽しみにしています。