特集(125)・介護施設での鍼灸
介護施設における鍼灸は、以下の目的において行われる。
1.ADL(日常生活動作)の向上。・・・・日常の動作が、よりスピーディーに行えるように。
2.認知症の予防・進行の防止。・・・・アルツハイマー型認知症などで行われる。
3.病気の予防と体調管理。・・・・入所者が病気になるのを防ぎ、体調も管理。
4.介護スタッフの体調を管理。・・・・疲労がたまる介護スタッフが働きやすい状況にする。
5.徘徊や奇声を上げる入所者の治療・・・・「徘徊や奇声は、内臓の調子が悪くなって
おこる」というのが東洋医学の考え。よって、場合によっては「頼みの綱」みたいに思われて
依頼されることも。
もちろん、治療には医師や現場スタッフの協力が欠かせない。