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ラト

なに描こか?なに伝えよか?

レインボーフェザードラゴンクエスト その7

自作小説

夢のネタ提供 ラト
原案夢に見た方 Yureさま
アレンジ ラト
え~、Yureさんがご覧になった、楽しい夢をもとにお話作ってみました。
テーブルトークRPGの旧ソードワールドの魔法や設定をお借りしました~♪
 
今回のキャラコス
賢者(セージ) 1レベル
戦士(ファイター) 1レベル
一般技能 料理人(コック) 5レベル
冒険者レベル 1 人間 女性 メイド親衛隊
雇い主ユライアの部下 一行の補給部隊


「ユライア親衛隊第一小隊!本日の食材をもって至急出頭せよ!繰り返す、至急出頭せよ!『壷よ、道を開け!』」
ユライアさんが叫ぶとともに、彼女の抱える壷に描かれた文様が青白く発光し始めた。四方八方に光を放ちながら、ゆっくり脈動し始める。
ユライアさんの顔に、歓喜の笑みが浮かんだ、
「さあ、来ましてよ~♪」
「一体何が?」
青白い光は我慢できないぐらい眩くなって、私たちは全員目を閉じてしまった。
ユライアさんの方から、強い風が吹いてくる。
光と風に煽られ、私は両手で顔をかばった。
しばらくして風も光も収まって、やっと当たりは静かになった。
そして幾人もの人の気配がして・・・
「お待たせしました~ユライアさま!」
と唱和する、若い乙女達の声がした。
私はあわてて目をあけた。
眩い光のせいで少し目がちかちかしてはいたが、視力に異常はないはずだ。
だが、私は自分の目を疑ってしまった。
壷を抱えて立つユライアさんのまわりに、信じられないものが存在していたからだ。
おそろいの糊のきいた真っ白なエプロンと青いワンピース、緑のギンガムチェックの頭巾をつけた若い乙女達が4人立っていたのだ。
彼女たちはみんなそろって、両手に山盛りの食材を抱えていた。
「ユライアさま、今日はとびっきりの新鮮なマグロが手に入りましたの~。綺麗に解体して一番美味しい赤身のブロックをお持ちしました」
「私は今朝取れたての野菜と香草を、近郊の農家から仕入れてきました」
「私は地鶏の卵と、しぼりたての牛乳、それに新鮮な生クリームとバターですわ」
「私は頼まれました包丁一式、ぴっかぴかに研いでまいりました」
きゃわきゃわきゃわと、おそろいの服を纏った若い娘たちが、ユライアさんと壷の周りを飛び回っている。
場違いこの上無しの光景だ。
『花咲ける乙女達』のメンバーは、あごかっくん、膝かっくんで、、その場に座り込んでしまった。

「ゲートの壷ですと?」
魔法使いのアイリスは、驚愕の表情で叫んだ。
「そうですのよ~先祖代々伝わった、魔法の品ですの」
ユライアさんは紅茶のカップを優雅に傾けて、にっこり微笑んだ。
毎日、食材を運んでいたのは、『ユライアの晩餐会』亭に勤務している、彼女のメイド達だった。
彼女たちはユライア新鋭隊と称して、4人編成で第一から第四小隊まであるそうだ。
お店とユライアさんの自宅とに、かわるがわる働いているという。
例の壷は「ゲートの壷」という、古代魔法王国時代の品で二つ一組なのだそうな。
片方の壷を遠く離れた土地に置いて呪文を唱えたら、少人数の人間をその地に送れる移動魔法がかけられているのだ。
「それは非常に珍しい品で、何十万ガメルもするんでは?」
カメリアが恐る恐る問いかける。
「そんな品を旅に持ち出すなんて…信じられませんわ」
リリーは頭痛をこらえるようにして、かすかに首をふった。
今、私たちはメイド小隊にお茶を入れてもらいながら、ユライアさんから事情を聞いていた。
彼女曰く。
「新鮮な食材を使ってこその、最高級の料理なんですのよ」
炎天下の旅で、保存食料を使っての料理なんて死んでも作りたくない、自分の料理人のプライドが許さない。
ならば「ゲートの壷」と、もう1つの先祖伝来のお宝「氷の箱」を使用して、食材の保存と配達をすればいいと思いついたそうだ。
毎日、メイド部隊を指揮して、食材と酒とを配達させていたらしい。

・・・私はショックだった。皆もそうだ。
それなりの冒険をしてきた冒険者だというのに、毎晩来ていたメイド部隊の気配に気がつかなかったとは・・・。
野営の時は順番に当直をしていたのにだ。
今晩からレインボーフェザードラゴンの狩りにかかるというのに、私たちは依頼をこなすことができるのか。
最高に美味しいお茶とお菓子を目前にして、どよ~~んとする私達とは対照的に、ユライアさんとメイド部隊はほんわかほんわかしているのだった。


  • ラト

    ラト

    2010/09/19 08:37:17

    らてぃあさま
    寝落ちのためリコメが遅くなり申した^^;

    最初から、主役はユライアさんだけど…
    キャラが暴走すると長くなる、長くなるwww
    もそっと頑張れ、冒険者諸姉wwwOTZ

  • ラト

    ラト

    2010/09/19 08:34:28

    Yureさま
    寝落ちのため今頃のリコメですんません~
    お着替えありがとう^^
    きっと、こんな感じのメイド長が地元で采配ふるってるんやろうなw
    マダムユライア、どこまでお気楽ご気楽になっていくのか。
    私にも予測不可能だなあ~♪

  • ラト

    ラト

    2010/09/19 08:31:06

    むたにゃんさま
    昨日は連続寝落ち3回^^;
    今頃のリコメですw
    これでええんや。主役はユライアさんやものwww
    暴走してるけども^^;

  • らてぃあ

    らてぃあ

    2010/09/19 00:47:35

    ユライア様に主役喰われてますね。
    乙女たちは主役の座を取り戻せるのか!!

  • Yure

    Yure

    2010/09/18 23:15:59

    着替えてきました~w (メイド隊よりちょっと歳かさ、留守を預かる家政婦長、ということでv)
    おもいっきりのんきなマダムが、もう、とっても素敵に素晴らしく制御不能ですね(笑) いよいよレインボーちゃんと御対面のあかつきにはどうなることか・・・ たのしみ~~!(←ほかに台詞はアリマセンv ^^;)

  • むたにゃん

    むたにゃん

    2010/09/18 23:00:32

    だんだんユライア物語になってきましたね~(* ´艸`)

  • ラト

    ラト

    2010/09/18 22:36:43

    沙羅さま
    そ~か。メイドさんんのコスだったのかw ありがとう^^
    ユライアさんが狂気乱舞しそう♪
    魔法の品は今でゆうなら、骨董品&文化財。
    それを大八車に積んで歩く自体、たたものじゃないなw
    書き始めたら、だんだんユライアさんが、暴走してきたみたいwww

  • 沙羅

    沙羅

    2010/09/18 21:59:47

    『ユライアさま~~新鮮な野菜と香草を仕入れて来ました~~♥』by ユライア親衛隊第一小隊メンバー

    なんちゃって^^

    2000ガメルで4人で1ヶ月遊んで暮らせるんやったよね?
    そんな世界で何十万ガメルもする、とんでもないお宝を便利だからと持ち歩く。
    いや~~何て豪快なマダム、惚れ惚れするわ~www
    是非とも、お友達になって欲しい☆