TAKEのつぶやき

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☆ラーメンとチャンポンの違い

グルメ

「ラーメンは今や日本の国民食になった」という記事を、雑誌で見たことがあります。ところで、チャンポンとの違いをご存知でしょうか?

チャンポンは明治時代も末期に長崎で生まれました。中国からの留学生に安くて旨いものを腹いっぱい食べてもらおうと「四海楼」のご主・陳平順が考案したのが、このチャンポンであり、長崎県の郷土料理だと地元の方は仰られます。

そのルーツは中国は福建省の「湯肉絲麺(トンニイシイメン)」と言われており、「チャンポン」の語源については、中国語の砲飯(ツーツァン=食べる)から転じたという説が有力だそうですが、はっきりしないそうです。

さて、ここからが問題の部分ですが、ラーメンとうどんの違いは良く知られていますように鹹水(カンスイ)の有無です。この歴史は古く、中国の鹹湖の水はアルカリ性物質(炭酸カリウム)がたっぷり含まれていて、小麦粉にこの水を混ぜて麺を打つとラーメンのあの食感が得られたということに始まります。
しかし、チャンポンは鹹水を使わず、唐灰汁(トウアク)を使います。これの正体は炭酸ナトリウムで、ラーメンとは違う麺になり、独特の風味が出てくるわけです。長崎の方は「本当のチャンポンの麺は、うどんとラーメンの間みたいなもの」と仰っておられました。

確かに、材料から調理方法に至るまで、ラーメンとチャンポンは異なっていますが、最も大きな違いは麺の作り方なんですよね。ラーメンと同じ麺を使う店も多いそうですが、チャンポンを食べる機会があったら確認してみてください。