さて、京都の休日最終章。

オルメカ展ですっかり古代の浪漫に浸ったあとは、同じ建物内で開かれていた骨董市を冷やかしてあるいた。
いくつか、ワインやリキュール用の繊細なグラスに目を奪われた。
足の部分が白濁したガラスで雀になっているグラス。
濃いルビーのような紅いワインをいれたら、さぞや映えるだろうな。
Ｈ嬢と２人して、小ぶりな杯の部分を指で弾くと、澄んだ音がする。
飲み口が反っており、２客一対、手にもつと実に掌に良く馴染んだ。
ただ…気に入らない点が一つ。
「ガラス工房で作ったいい品だよ。二つで五千円。安いよ～」
店主がそう囁く。
困った。ぐらぐらと心がゆれる。
確かにお安いのだ。デザインもいいし、お安いのだが…気に入らない点が一つ。
あまりにもワイングラスとしては、小さすぎるのだ。
悩んだ挙句、買うのは取りやめ。
気に入らない点があると、必ずアキがきてしまうから。

その後、アルパカの毛を使った縫ぐるみに引っかかった。
さすがにアルパカ、本当に手触りがいい。
Ｔ嬢も、Ｈ嬢もその手触りに歓心しきり。
一通りその手触りを楽しんだあと、博物館を後にした。
文化も文明も、買物のひやかしも心から楽しんだ。

その後、宴会をする串かつ屋さんに行くまでの時間を潰すため、とあるイタ飯屋さんでお茶にしようと決まった。
お茶のはずだったのだが、そこはカクテルが豊富な店だった。
お茶はおちゃけに化けて、カクテルで乾杯♪
その後は、以前のブログに書いた京都の隠れ家みたいな串かつ屋さんに向かう。
揚げたての串かつ５本セットと、生ビールのセットで９８０円也。
さっそく、今日を記念してビールで乾杯♪
夏に来た時は、酎ハイセールでそちらがお安かった。
今日はハイボールセールでこちらがお安い。
あっというまに生ビールを開けたあとは、各種ハイボールで盛り上がった。
いろいろ、ほんとうにいろいろ話あって、京都の夜はふけていった。
心も、頭も、そしてお腹も。
全部が満腹になった、実に有意義な休日だった。