☆「高瀬舟」森鴎外
この作品は、多くの方が一度は読まれことがあると思います。小生は高校の現代国語の授業でこの小説と出会いましたが、誰が読んでもそのテーマは「知足安分」と「安楽死」でしょう。しかし、一ひねりしてこの小説を味わってみるのも一興かと思いますのでカキコさせて頂きます。
船の上で二人だけの会話になっていますが、弟殺しの罪を犯し島流しになる罪人の話しです。この罪人の話しがまったくの作り話であったと解釈すれば、どうでしょうか?
つまり、こういうことです。
もし、普通の人間が殺人を犯し、その裁きを受けたら、この作品のように淡々と事実を語ることはせず、島流しに処せられたことに逆恨みして、自棄になってこの同心に対し悪態をつくのが普通ではないでしょうか。
しかし、見かけは善良そうな根っからの極悪人が殺人を犯し、この状況になっていたとしたら、悪態をつくどころか、嘘の話しをでっち上げ世の中を嘲り笑おうと考えてもおかしくない気がします。
その他にも色々と解釈はできると思いますが、このようにかんがえると芥川龍之介調の小説になって、別の楽しみ方ができると思います。
文学ファンの方には怒られそうですが、いかがなものでしょう?
sagami
2010/10/03 20:59:28
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こげパン
2010/10/02 13:55:46
うーん。
子供の頃学校で、古典文学無理やり読まされましたね~
当時は、深く考えることもなかったですが、
大人になって読むと、また違う解釈になるのでしょうね。
hosimure
2010/10/02 09:19:06
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