誇り高きデザイン
サントリー美術館で開催中の「鍋島展」へ行ってきました。
見附からお引越し以来、初めてのサントリー美術館。
っていうか、ミッドタウン初体験。
すごーいキレイなところでびっくり!
むかしは防衛庁で...
いやいや、この話はまた別の機会にして
なんだか外国の街を訪れた気分でした。
ミッドタウン、すげー!
で
鍋島焼というのは
江戸時代、佐賀鍋島藩が将軍家や他の大名へ
進物用に作っていた焼き物のこと。
大名道具というと、キンキンキラキラのイメージですが
鍋島に限っては、シンプルかつ洗練されたデザインが品格と斬新さを兼ね備えており
それはそれはモダンな作品なのです。
名のある陶磁器の美術館には決まってコレクションされているのですが
一堂に展覧するチャンスはそうそうないので、例によって会期終了間際に
ようやく間に合いました。
特徴的なのは余白の美しさ
日本の文化の根底には「花伝書」で云うところの
“秘すれば花”の精神が連綿と引き継がれていて
それは
見る側の21世紀に生きる私たちにも理解できる
大切なキーワードだと思います。
例えばビジネスで
「そのぐらい、言わなくても察しろ!」などと言うのは
正直ご遠慮願いたいですが
でも
「この想い、解って欲しい!」とか
「口に出さなくても、分かっているはずでしょう...」なんてことは
日常生活でもよくある話しで。
そんなカルチャーを共有しながら生活しているわけですね。
17世紀の美術品を眺めつつ
この延長線上に今があり、自分がいるのだとしみじみ思い
嬉しくもあり、衿を正す一日でした。
(※で、これを読んで行ってみようかなと思った方、ゴメンナサイ!
明日が最終日です。。。)
雲谷斎
2010/10/11 22:25:58
>鈴虫さん
おぉ、相変わらず
頑張ってますねぇ。
くれぐれもお体ご自愛ください!
鈴虫
2010/10/11 00:37:08
それは残念・・・。
とても興味がそそられたんだけど、
明日は終日お仕事なので、美術館には寄れません。。。
別の、何かの機会を待ちたいと思いますw