TAKEのつぶやき

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TAKEのつぶやき

☆無重力と燃焼

勉強

無重力状態では重いも軽いも、地球上とは異なった状態になることは分かりますよね。
一方、物が燃えるときは密度の小さくなったものが(重力に逆らって)上方へ移動します。また、そのために対流が起こります。
これらのことを併せて考えると分かると思いますが、無重力状態では地球上のように炎を上げて物が燃えることはありません。
“1992年、スペ-スシャトル「コロンビア」におけるNASAのロス博士等の実験で、『宇宙でろうそくに火を灯すと、1分も経たずに消えてしまう』ことが明らかになった。”という報告もあります。聞くところによると、無重力状態でローソクを灯すと炎は球形になって1分も立たないうちに消えてしまったそうです。

しかし、宇宙開発には燃焼の技術が必要だそうで、無重力状態で燃焼させる方法が考えられているそうです。
燃焼に必要な酸素は常磁性があるので、磁石に引き付けられる性質があるそうです。そして、この磁気力を利用すると酸素に対流を発生させることが可能になります。また、磁場が最強になる場所に炎を置くと、酸素は磁場に引き付けられて炎に供給され、反対に磁場に反発する性質のある燃焼ガスは排除されることがあるので、うまく燃焼させることが可能になるそうです。

無重力状態では今まで不明だった燃焼のメカニズムが解明される可能性があるそうです。また、うまく行けば無公害ボイラーや省エネルギーガスタービンの開発等が可能だそうです。大きく期待したいところですよね。