炎を吐く竜に乗って、大空を自由に舞いたくはありませんか？

心優しい竜と、心の交流をしたくはありませんか？
竜の背に乗ってテレポートしたくはありませんか？
または、過去へのタイムトラベルしたくはありませんか？
かわいいミニサイズの火蜥蜴（竜そっくり）を、肩に乗せてみたくはありませんか？
この本を読んだら、それがかなうかも？
黄金、青銅、褐、蒼、緑。
５色の竜が大空を舞う、惑星パーンへようこそ♪

このシリーズは、ハヤカワ文庫から出版されているアン・マキャフリーの代表作でライフワークの作品である。

２００年に１度、５０年もの間、空から「糸胞」と呼ばれる災厄が降る惑星パーン。
「糸胞」はすべての有機生命体を食い荒らす異星からの招かれざる客だ。
すべての生命を食い荒らすこの災厄。
その災厄をしらずに、この星に移住した地球人たち。
彼らは、この災厄に対抗するため、バイオテクノロジーでもって５色の竜を誕生させた。

それから数千年、他の星から移住してきた事実も伝説と成り果てた頃、太陽系内の惑星が特別な合をおこして、４００年間、「糸胞」が降らなかった。
人々は災厄を忘れ、竜の存在意義も忘れ、大陸全土に広がって繁栄を謳歌していた。
かつて尊敬されていた竜と竜騎士もいまや厄介者扱い。
そんな中、唯一繁殖能力のある最後の女王竜が、これまた最後の女王竜の卵を産んだ。
この卵の竜の騎士候補を探すべく、竜騎士フーノルたちはパーン中探索の旅にでる・・・。
彼らが見出したのは、ヒロインのレサ。
侵略されたルアサ城砦の、太守一族の唯一の生き残り。
彼女は一族の仇を討つべく、ただ１人召使に身をやつして…
そんな中、またもや「糸胞：が降り始めた…。

ファンタジーだけどＳＦ設定のこの物語。
下敷きのお話はシンデレラだけど、ぜんぜんそうは思えないぞ＾＾；
ここから、パーンの壮大な物語は始まる。
タイムパラドックスやら、ジェネレーションギャップやら、過去のテクノロジーの復活やら、様々な問題と人間関係が展開してゆく。

好きなんだよな～。
白い竜のルースと、その騎士ジャクソムが＾＾