ぐるぐるぐるぐる

あきあかね

どっかぁーんっ!

退屈している。

自作小説

こんにちわ、あきあかねです。
ちょっと自作小説を書いてみようかと思います。
批判コメント大歓迎です。その場合、どこがいけないのかを具体的に書いていただけると嬉しいです。
タイトルは「無題」です。そのまんまの意味ではありません。ちゃんとした意味のある「無題」です。

無題。

プロローグ
ある町に囁かれる、ひとつの噂・・・
『ねえねえ、アリサちゃん、面白い小説、知らない?』
『知ってるけど、そりゃまたどうして?』
『今持ってる本、全部読み尽くしちゃったの。』
『ほう』
『ねえ、知らない?』
『一応は、知ってるけど。』
『教えて!』
『やめといた方がいいよ。変なウワサ立ってるし。』
『えー、何それ?題名は?』
『えーっと・・・何だったかな?あっ、そうだ!』
『おお!』
『<無題>・・・だったと思うけど。』
『・・・何それ?』
 この二人が一大有名人になるのは、十年後のお話・・・



 あたしは、退屈していた。
 本当に退屈なわけではない。やらなければならないこと・・・たとえば宿題とかは、大量に残っている。
「・・・何をしようか。」
 と、口に出していってみても、結果は何も変わらなかった。分かっている。それをしなければいけないことくらい、分かっている。ただ、やりたくない。それだけだ。
「有紗のせいだわ。」
 佐々木有紗(ささきアリサ)は、ついこの間までこの部屋にいた親友だ。だが、数日前から、ばったりと有紗はあたしの前に姿を現さなくなった。
「・・・もう、会えないのにね。」
 そう、有紗にはもう会えないのだ。何故?どうしてだろう、そう思えてならない。それは、数日前から夢の中であたしに言い聞かせてくる声・・・それが原因だった。その声の内容・・・それは、
『佐々木有紗は殺されたよ。わたしが殺したよ・・・』
 その声とともに、有紗の断末魔のような声があたしの脳内に流れ込んでくるのだった。