☆ポン酢のルーツ
もうすぐお鍋の季節になりますが、鍋料理に欠かせないポン酢のお話をしていると、「おいおい、誤解が多すぎるぞ」と思わず言いたくなります。
「昔はポンカンを使っていた」などというのは、論外です(でも笑えます)。
「ポンズ <オランダ語ponsの日本語形> 水炊きのつけ汁などにするダイダイの絞り汁。ポン酢と書くのは借字」と辞書に載っているそうですが、これもちょっと誤解を招きます。
オランダ語が関係しているというのは事実だそうで、江戸時代の長崎の出島にいたオランダ人たちが日本人にパンチを振舞ったのが、そもそもの始まりだそうです。いまでも、パンチはパーティーで時々見かけるものですが、このパンチに使われていた柑橘類の絞り汁をパンチだと誤解したと言われています。そして「パンチ」がなまって「パンス」→「ポンス」→「ポンズ」→「ポン酢」となったというのが最有力説です。
さらに、パンチの語源ですが、これはインドにあったそうです。つまり、ヒンディー語で5をパンチャと言うそうです(これはロシア語のпять(ピャーチ)と元は同じみたいです)。また、インドでは水・砂糖・酒・レモンジュース・香辛料という5つの材料を混ぜて作った飲み物があり、「パンチ」の名前でオランダに渡ったそうで、その後は、先述のようになるわけです。
最近はあまり見かけなくなりましたが、フルーツポンチというデザートがありますが、これももともとは5つのフルーツを使っていたのでこの名があるそうです。
PS
「ポンカン」は地名「poona(ポンナ)」が語源だそうです。つまり、「poona柑」が転じて「ポンカン」となったそうです。また、インド原産というのも皮肉な気がします。
こげパン
2010/10/28 18:33:39
湯豆腐をポン酢で食べるのはどーなんだ?
こげパンは醤油w