まるちゃんとの思い出
ペットとの思い出はいろいろあります
猫のまるちゃん、ぺけちゃん、ぴょんちゃん、外猫のおばば一族、犬のジロ、メリー
今回はその中でも我が家の初ペット、まるちゃんの思い出を…
まるちゃんは、まだ私が学生の頃、嫌がる母の反対を押し切り
妹が友達から譲りうけた子猫♂でした
妹は数匹の中から、よく動きよく鳴くこの子を選んだそうです
妹はこの猫を一番かわいいと思ったそうですが
母は、選んだ理由を聞いた時から嫌な予感がしていたそうです
小さくて丸くて、シルバーがかったグレーのモヘアの毛糸玉のような
ふわふわの子猫
まるちゃん と名づけられました
まるちゃんは雑種でしたが、成長してからも「この猫は何猫?」「かわいい」
といわれるほどの、美猫でした
ところがこのまるちゃん、初対面から私たちを威嚇しまくる猫ちゃんで
最初はその様子を笑って見ていられたのですが
成長とともに笑ってみていられる猫ではなくなっていきました
触ると怒る、引っ掻く 威嚇はしょっちゅう
まると会った皆さん、見た目とのギャップに大変驚かれました
見掛け倒しと言う言葉がぴったりの猫でした
それでも、ボールを放り投げてやると犬のように喜び遊び
いつまでも子猫のようなかわいいところもありました
そして、まるの成長とともに私たち家族がとても閉口したこと
それは、マーキングでした
もう見事にあちこちにやってくれました
早く去勢手術を受けさせればよかったのですが
まるの気性の激しさにどうやって病院に連れて行こうか迷ううち
連れて行きそびれてしまったのです
それでも私たち家族は、まるを家族の一員としてかわいがってきたつもりです
特に母は口では猫を大変嫌がっていましたが
格闘しながら蚤とりやシャンプーまでしていました
まるもわかっていたのか、他の家族より母にはずっと従順だったように思います
まるの好物は、袋開けたてのかつおぶしと、じゃことかにカマでした
特にかにカマは大好物のようでした
でもそれらの食べ物がまるを病気にしてしまいました
ある日を境に、まるの尿に悪い変化があったのです
その頃は、無知で塩分のことに気がまわりませんでした
かわいそうなことを、してしまったと思います
まるは、ずっと家の中で飼っていたのですが
怖がりの臆病猫なのに、やはり外の世界に憧れるのか
私たちが玄関の扉を開ける時のスキを、いつも狙っていました
まるの具合が急速に悪くなっていった、そんなある雨の日でした
母がいつものようにまるを抱いて、玄関の扉を開け外に出た時です
急にまるが母の腕に噛み付き、引っ掻き、どこかへ行ってしまいました
母はショックで、また傷のせいか熱も出て二日ほど寝込んでしまいました
私たちは、まるを必死に探しました、心配もしました
そして、もしかしたら帰ってくるかもしれないと期待もしました
でも、結局帰ってきませんでした
あの日まるは、母の腕から飛び出し後、一目散に立ち去ったわけではなく
立ち止まって振り返り、呆然とする母をじっと見たそうです
あの時まるは、母に何を訴えていたのでしょうか
それはわからないけど、まるは死に場所をもとめて家を飛びだしたのでしょうか
まるがいなくなってどれくらいか忘れたけど、だいぶたった頃
久しぶりに棚から取り出したバインダーから妙な臭い
とっさに「やられた」と思いました
いつのまにか、まるがマーキングしていたのです
嫌な臭いだけど、懐かしい臭い^^
そして少し涙
そして今、あれから月日はずいぶん流れてしまったけど
まるちゃん、私たち家族は今でもあなたのことを忘れてないよ^^
かずみん
2010/11/01 01:04:15
ミナさん
そうなんです ほんま猫さま まるさま~ って感じの猫でした^^;
逃げ出されても、そうでなくてもいずれお別れがあるわけでして
生き物を飼うってせつないですね
龍馬さん
シマリス、かわいいですね
食事中の姿は特にかわいいですね^^
龍馬
2010/10/28 20:04:04
まるちゃんは、オスだから、雄々しかったんですね。
ボクが飼っていたシマリスも、6年目に外に逃げてしまいました・・。
ミナ
2010/10/28 15:10:53
まるちゃんは強烈な猫様でしたね。
それゆえに、かずみんさんの心にいつまでも生き続けているのでは。
ペットは家族と同じですもん。お母様が一生懸命世話をしていらした、
その気持ちはきっとまるちゃんに伝わっていたのだと思います。
猫は死に場所を探すために飼い主の元を離れると言いますね。><
きっとそれで飛び出して行ったのだと思うのですが・・・。