結末は「自由」
なんでしょう、お風呂に入ってる間に、
新しいヒロインを得た物語の、目指すところがほぼ定まったのです。
半年以上も眠っていたお話でしたから、何だか順調すぎて信じられません。
いつもそうですが、何か、ほんの少しのきっかけなのですね。
そのお話に必要なものが与えられた時、ようやく物語は芽吹くのでしょう。
剣と魔法の世界がベースなので、私の物語の主人公たちはだいたいみんな戦うのですが、
(みんな、時代や場所の違う同じ世界と言う設定なのです)
この子は、大きい物語たちの中では初めて、
“ラスボス”との直接の戦闘のないお話になりそうです。
けっこう殺伐とした舞台なのに。いえ、だからでしょうか、
中心となるのは、主人公とヒロインそれぞれの、心的外傷の克服と成長。
いつもながら、中二病全開なテーマではありますが。
……えーと、特に最初の方とか語り口が若干おかしいのは、
さっきまでミミア姫の3巻を読み返していたからです。
読んでた物の語り口がうつるのは私の癖です。
「私」を「わたくし」と読みそうな勢いです。
殺伐とした世界について考えてばかりいると、
ミミアの清らかさはまるで慈悲のようです。
私の新しいヒロインが、清らかさとは無縁そうだからなおのこと。
まあそれでも愛しい我が子なのですけどね。