かわいがってみる、が。<無題。3>
「キキョウ、お座り!」
母の美帆子(みほこ)は、キキョウに一番懐かれている。
「よし、エライ!」
そう言って、みほこはニコリと微笑んだ。
―あたしには、見せてくれない顔だ。
マミは、直感的に悟っていた。きっとあの笑顔は、一生あたしには向けられないんだろうなあ。
どうして嫌われているのか、マミには分からなかった。きっと今となったら誰も分からないだろう。そのくらい些細なことで、マミは虐待を受けたのだ。
「・・・キキョウ。」
マミは呟く。どうしてあの子はあたしと違って、好かれているのだろう?
不思議と、ああなりたいとは思わなかった。その理由(わけ)も、マミには理解できなかった。―あたしには出来ないな。そう感じたからかもしれない。
「キキョウ、お手。」
マミは、キキョウの前でしゃがんで、言ってみた。だが、激しく咳が出たので、すぐに後退した。
涙がぼとぼと流れた。どうして?どうしてあたしだけ?
†利津†
2010/11/05 22:07:19
あのー、ちゃんとサークル文読んでください。
貴方課金者じゃないでしょう?
貴方は入れません。もう一度文を読んでください。
☆優姫☆
2010/10/28 20:51:42
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