TAKEのつぶやき

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TAKEのつぶやき

☆ウンケのお話し

子育て

あまり有名ではないのですが、「ウンケのお話し」という童話がありますがご存知でしょうか?

「幼い子供がミルクを飲んでいると、一緒にミルクを飲みに出てくる家に住み着いている小さな蛇のウンケ。子供にとっては大切な友達だったのに、そのことを知らない母親はその姿を見て思わず薪で叩き殺してしまいました。哀れなウンケです。最愛の友達をなくした子供はそれから日に日に痩せ衰えて、最後には死んでしまいました。」

あらすじだけでもこんなに短い、あまりにもあっけないお話しですが、ものすごく考えさせられるものだと思います。

【対象喪失】
専門用語になりますが、かけがいのないもの、愛着のあるものを失うことは、いつでも悲しみの感情を引き起こします。特に子供は、この傾向が強くなります。

対象喪失の段階
第1段階:「情緒危機」
対象喪失に遭遇した瞬間です。最初は無感覚の時期がありますが、次第に号泣するなど激しい情緒反応がでます。

第2段階:「抗議、否認」
対象喪失の現実を受け入れることができず、対象を取り戻そうとしたり、保持しつづけようとしたりする段階です。

第3段階:「断念、絶望」
対象喪失の現実を認める段階です。抑うつ感、生命力全体の低下が起こってきます。

第4段階:「離脱」
対象喪失を認め、心の整理ができて、喪失した対象から心が離れ、新しい対象に気持ちを向けることが出来るようになる段階です。

対象喪失は避けられないこともありますが、このお話しのようなことは避けたいですね。

  • タチコマ

    タチコマ

    2010/11/02 20:56:35

    その子にとっては大切な友達やったのに、悲しいお話ですな。。。