「どぉ～も～、金ボーヤです」
「こんにちは、銀ボーヤです」

「今回は、名前の連呼はしませんよ～」
「うん、もう、秋（飽き）だしね」

「ねぇ、銀ボー。ジミーが、ヒツジ学園のファッションショーに、エントリーしたって聞いた？」
「え？、そうなの？　ジミーボーヤ、そんなにオシャレな服、持ってたっけ…？」

「だろ？　だから、魔法学校の制服で、出るんだって…」
「え～！　勇気ある～！」

「だろ？　オイラだって、出場してみたかったのに！」
「オイラは、恥ずかしいから、出たくはないな…」

「あの制服、ジミーが着ると地味に見えるけど、けっこうコーディネートに気を使ってるらしいよ」
「うん、そうかもね。セット服なら１点で済むところを、５点くらい着てるしね」

「あ、うわさのジミーが帰ってきた！　おかえりー、どう？手ごたえは？」
「おかえりー、ジミーボーヤ。 どう？グランプリ獲れそう？」

「あ、銀ボー。今回、順位とかはないらしいよ」
「え？ そうなの？」

「審査員が、ステキを押すだけなんだって！」
「え！ じゃあ、押して貯まったステキコインで、何かおいしい物を、食べに行こうよ！」

「え？なあに、ジミー。　手ごたえ、無きに等しい？せいぜい、ステキ３、４個？」
「え！そんなんじゃ、オイラたちが普通に街を歩いた方が、はるかに多く押されるケド？」

「やっぱさ、制服ってところが、ダメだったんじゃん？」
「ととのいすぎました！」