面白い話しを聞きました。綱引きでも、棒引きでも、「腰を落として踏ん張るのがコツ」とよく言いますが、実際には逆効果になっているそうです。よく見ているとたしかにそうなんですが、ほとんどの場合、勝負がつく時は高い姿勢で引いている方が勝ちます。

その理由というのが、なかなか面白いものです。つまり、姿勢の高い方が相手の力によって地面に強く押しつけられることになり、垂直抗力が大きくなります。つまり、最大摩擦力が大きくなり相手から引っ張りにくくなるわけです。そして、姿勢の低い方は、相手の力が地面から浮き上がるような向きに働くので、垂直抗力が小さくなります。つまり、最大摩擦力が小さくなり相手から引っ張られすくなります。

科学的に考えると、面白いものですね。

さらに、メンバーの配置によっても差が出るそうです。
すなわち、前の方に背の高いメンバーを配置し、後ろの方には重量級の選手を配置します。そして、前の方はバランスを崩さない程度に腰を高くした姿勢で、後ろの方は腰を落として構えるのがいいそうです。

運動会のご参考にしてください。