☆ ドリーム・スター ☆

ドリーム・スター

人生は 物語

誰もが 主人公

冬の夜空に輝く お星さま

小説/詩


寒い冬が もうそこまできています

憶えていますか?

迷い 悩み まるで震える子猫のように

背中を丸め 誰も待ってくれてる訳も無い

暗く寂しい部屋に帰宅の足をただ進め歩き

ため息を ひとつ ついて

見上げた 空には 夜空には

星屑の世界が ・・・


帰宅途中の公園で 小さい まっ黒い 子猫が

ベンチの隅の下で か細く みゅ~ と鳴いた ・・・

そっと 駆け寄り 思わず ゆっくり 両手に持ち抱き寄せ

子猫の瞳を見た 「 ん?どうした 迷子か?捨て猫ちゃんか?」

小さくて まっ黒で キラリ☆と光る瞳

「寒かったろう 寂しかったろう もう大丈夫だよ」

コートの内側へ ぎゅっと 抱きしめるように 家路を急いだ

見上げた 空には 夜空には

星屑の世界が ・・・


部屋に 着くと 不安なのか 僕から離れずに

小さい手で ぎゅっと しがみつき みゅ~ と鳴いた

あれから あんなに 暗く寂しい僕の部屋が

変わったんだよ ^^

無邪気に じゃれて はしゃぐ姿

おどけた表情 いつも 返事は みゅ~

寒い部屋なのに 魔法のように

寄り添って いると 暖かかった ・・・

僕が みゅ~ と鳴くから みゅ~ と名づけ

みゅ~ ? と呼べば 何処に隠れていても

ゆっくり な~ぁに? どうしたのぉ?

呼んだぁ? と ばかりに みゅ~ と鳴きながら

近寄ってきて 小さい 身体を全身使い 僕に身体を押し付けて

さっきまで そんなに興味ないような 素振りで いたくせに

まるで 寂しかったよぅ ~ 優しく 撫でてよぅ~ とばかりに

何度も 身体を擦り付けては みゅ~ みゅ~ 鳴いて甘えてくれた


みゅ~ 何処に いるの?


みゅ~ そこは 暖かいかい?


そこは 寂しくは ないかい?


僕は いつまでも 忘れは しないよ


夜空を見上げれば 星屑の中に 一番 輝く お星さまが ・・・

優しく あの時の キラリ☆と光る瞳  みゅ~ 

そこから 僕が 見えているのかい?

僕は 何処からでも 見えているよ

僕は 寂しくないから 大丈夫

寂しがり屋の みゅ~ のことが 心配なんだよ

寒い冬が もうそこまできています

憶えていますか?

いつも 返事は みゅ~


迷い 悩み まるで震える子猫のようにいた僕に

みゅ~ 大切な 何かを 教えてくれた ・・・

心に みゅ~ 忘れない

夜空に 一番 光 輝く お星さま

優しい 瞳の みゅ~

                             Dream star ☆