☆冬の大三角形
まず冬の星座を探すときの定番であるオリオン座を探します。そのオリオンの腰のベルトに当たる三つ星から直線を引いてそれを左下へたどっていくと、白く明るく輝く星シリウスがあります。次に、オリオンの右肩に当たる星ベテルギウスとシリウスを底辺としてちょうど正三角形を作る位置を見てみると、シリウスの上方に黄色っぽく明るく輝く星プロキオンがあり、この三つの星を併せて「冬の大三角形」と呼びます。
【おおいぬ座】
この星座の形は、シリウスを中心に形作られています。このシリウスは全天でもっとも明るい恒星です(当たり前ですがこの場合太陽は除きます)。またこの星は中国では天狼星といわれており、よっぽど犬と関係があったようです。
また、シリウスとは最も明るい星であるためギリシャ語の焼き焦がすものという意味だそうで、夏の初めの明け方に太陽より先に昇ってくるのでこの名がついたそうです。
古代エジプトでは、雨期に続くナイル川の氾濫を告げる星として信仰されていたそうです。
【こいぬ座】
この星座は、プロキオンを中心に形作られています。このプロキオンとはギリシャ語で犬の前という意味だそうで、おおいぬ座のシリウスより先に昇ってくるのでこの名がついたそうです。 また、この話しが中世のアラビアに伝わって、いぬ座(おおいぬ座)に対してこいぬ座と呼ばれるようになったとい説もあるそうです。
神話ではオリオンは2匹の猟犬を連れているとされ、おおいぬ座とこいぬ座が相当します。