朝から、あかつきでニュース検索してばかりだ。

金星探査機「あかつき」を、周回軌道にのせるミッションがはじまった。
５月に地球を旅立ったあかつきは、今日、目的地にたどりついた。
今朝、エンジンの逆噴射を開始したが、通信トラブルて成功したのかどうかまだわからない状態だ。
成功したら、日本発の快挙になる。
しかし、情報量が少なすぎてまだよく解らない。
大、中、小と…情報を送るアンテナが３種ある。
だが、一番肝心な中アンテナが故障したか、周回軌道に入ったあかつきの向きが悪くて通信できないかのどちらからしい。
今は一秒一文字程度の送信状態で、なんとかあかつきとつながっている。
今晩１０時ごろにどうなったか発表予定だけれど。
…なんとか成功してほしい。

金星は、地球に最も近い惑星だ。
地球と同じぐらいの大きさ、質量がある。
そのため、地球とは姉妹惑星と言われてきた。
別名、宵の明星、明の明星。
あるいは、愛と美の女神ビーナスやイシュタルとも呼ばれる。
また、光を現すルシファーとも。
夜空に輝く星の中で、最も明るく輝く星だ。
枕草子でも夕星（ゆうづつ）として、夜空の美しい星の一つに数えられている。
有史以前から、この星は太陽や月と並んで、最も親しまれてきた星だった。

しかし、金星の素顔はなかなか見えてこない。
自転軸がほぼ倒立しているため、自転方向は地球と逆、つまり西から太陽が昇る。
大気は秒速１００ｍの猛スピードで風が吹いている。
金星の自転速度の数十倍の速さで、大気の表面が動いているのだ。
地表は、二酸化炭素の大気からふる硫酸の雨、海底９００ｍと同等な気圧、温室効果による数百度の気温…。
とても地球の姉妹惑星とは思えない、過酷な環境だ。
アダムスキーがいうような金髪碧眼の、白人型金星人が住める環境ではありえない。

謎が多い金星の、その謎を少しでも解明するため、あかつきがちゃんと周回軌道にのって情報を送信できるようになってほしい。
どうか成功してますように。
通信トラブルが解決するように。

金星の画像あれこれはこちら↓
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&q=%E9%87%91%E6%98%9F%E3%81%AE%E7%94%BB%E5%83%8F&rlz=1R2ADRA_jaJP378&um=1&ie=UTF-8&source=univ&ei=zBP-TKiaPIHprQfu7vmyCA&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=1&ved=0CC0QsAQwAA&biw=802&bih=592