考えてみると、この人も不思議ですよね。
源平合戦の「弓矢の誉れ」の話はあまりにも有名だと思いますが、これ以外のことはほとんど知られていないと思います。

まず名前ですが、与一と与市の両方がありはっきりしません（調べ方が足りないのですが・・・・・）。そして、ちょっと調べてみたのですが、栃木県大田原市が那須与一の出身地とされているのですが、資料にはそのようなことは一切載っていないという説と、那須太郎資高の十一番目の子供とする説があるようです。

またその後のことですが、弓で名を上げたのでかなり出世したと思えそうですが、実は出家していました。現在の京都市東山区の即成院での出来事だそうです。義経の命で出陣する途中で病気にかかり、同院の本尊阿弥陀如来の霊験を聞きつけお参りしたところ病気が治ったそうです。そのことがきっかけになり出家し、源氏と平家の両方の戦死者の供養をしたそうです。享年３４歳の若さだと言われています。

現在その即成院に那須与一の墓はひっそりとあります。