よかろうもん♪

西の魔女

思いつきで放言するいい加減な日記

不本意

日記

オートロックじゃなくなったので、玄関先までの訪問者が多い。
画像が見えないので、どんな相手かわからないけど
距離が近い分、気配はしっかり伝わってくる。

心当たりの無い青年の声で、有名な企業名を冠した、子会社らしい所属を名乗る。
「このあたりに我が社の・・・・・・・なので、簡単な調査とご説明をさせていただきます。」

調査、ご説明、その先には必ずセールスがある。
感じの悪い気配ではないので、申し訳ないのだけれど、お断りする。
食い下がるけど、かわすしかない。

「すいませんでしたね。」
逆切れ寸前の声色になっていたが、切れはしなかった。
立ち去って、ちょっと間を置いて、玄関の前にある小さな門扉の様子を覗いてみた。
きちんと閉められている。


お行儀の良い子だ。
きっと大切に育てられたのだ。
無碍に断るのは、こちらだって心苦しいのだ。

この不況に、やっと就職が決まったのだ。
子会社とはいえ、大企業の名を冠した社名に、なにがしかの安堵もしたはずなのだ。
家族でお祝いもしたのだろう。

ノルマを達成しなければ、彼の立場は危ういのかもしれない。
いろんな想像が頭の中をよぎる。

前途あるはずの若者が、不本意な仕事をしなければならないのは
彼の努力が足りなかったせいなのだろうか?
それだけで片付けて、さらりと忘れれば済むことなのかもしれない。
それでも、無用のお誘いを断ったという、ただそれだけのことが
どうしようもなく不本意なモヤモヤを、胸の内に残してしまう・・・・・


#日記広場:日記

  • 西の魔女

    西の魔女

    2010/12/16 16:45:59

    >ゐっきゅぅさん
    たしかに、訪問セールスにも、危ない人はいますよね?^^;
    若いころ、お布団の販売に来たお兄ちゃんが
    ドアホンで断ったら、玄関の扉を、ガンガン蹴って
    怖かった~~><

    >bジェーンさん
    あぁ、やっぱりあなた様もそうでしたか^^
    ついつい、重ねちゃうんだよねぇ・・・
    およそ無関係のはずでも、ついね^^;

    いや~、上のコメ返にも書いたけど
    ドア蹴ったり、ガチャーン!と音させて開け放って行くような輩もいますからねぇ・・・
    おとなしい子でした。

  • 西の魔女

    西の魔女

    2010/12/16 16:41:05

    >KOOLKATさん
    たしかに、息子たちに重ねてますねぇ^^;

    鬼じゃないですw
    それは、私も同じように思ってはいるのよ。
    むしろ、息子たちには、そのように厳しく冷静に言えるでしょうね。
    でもねぇ、赤の他人だからこそ
    知らん顔で済む相手だからこそ、なにか心に引っ掛かるってこともあるんです。

    想像力を働かせすぎるのって
    精神衛生上よろしくないよね?w
    明るい将来を想像しにくい国になってきたことが
    一番の問題のような気がしてます。

    >KINACOちゃま
    そうそう・・・危ない危ないww
    この、人の姿から、背景を想像するクセは、時に危険だよねぇ^^;

    頭の訓練にはなるし、暇つぶしやボケ防止にはもってこいの性質なんだけど
    時には、身を助けることもある芸だんだけど
    同時に危険も伴うよねぇ・・・・

    不況だろうが、世の中がどうだろうが
    人は大人になれば、なんとか自活しなきゃならないのは
    わかりきっていることで
    そのために、甘えることなく頑張る覚悟は
    それぞれ、ちゃんと持ってなきゃならない。

    それでもね、ちょっと切ない感じを、想像しちゃったりするのさw

  • bジェーン

    bジェーン

    2010/12/15 21:53:40

    我が子の年齢に近い子が頑張っている姿を見ると、
    つい、加勢したくなります。^^

    門扉の締め方から、その子の人となりを察するとは
    さすが魔女さま。

  • ゐ故障中

    ゐ故障中

    2010/12/15 18:22:45

    いい人で良かったですね。

    危ない世の中になってしまいましたので、カメラ付きのドアホンを装備しましょう。

    安全の為。

  • KINACO

    KINACO

    2010/12/15 16:47:34

    たとえばさ、工業大学に(友達は芝浦工大だっけな。悪くないわ)エンジニア志望で行ったけど
    日産の営業に、入社後回されちゃって、ずっと車を売った。
    会社にしてみたら、「ちゃんと説明出来る営業マン」だけど、本人はずっと不本意。
    雪印の研究室に入りたかった九大農学部は、念願かなって雪印の不本意営業。。。
    そんなこと景気が良かったあたしらんときも、溢れてたじゃないw

    牛尾となるか鶏頭になるか、選択肢がちゃんとある。
    就職がないないいっても、あるわ。
    いやだったら、やめりゃいい。辞めて食ってけるんならヤメりゃいいし、
    自信が無いなら、ヤメなきゃいい。ヤメない限り、誠心誠意働けばいい。
    そんだけの事だって(笑

    あんまりそんな事考えるとね、年取っていろんな事わかり過ぎて、
    なんかの証券やら、布団やら、お金さえあれば買ってあげちゃうことになるよ。
    買った人の中には、「わかってて」でも「息子とダブって」買ってあげた人が多いと想う。

    あの手の商材を買ってあげちゃうのは、圧倒的に息子を持ってる母だって知ってた?
    だめだめ!あんまり優しい事考えちゃ!www

  • KOOLKAT

    KOOLKAT

    2010/12/15 16:25:40

    そこまで想像を巡らせちゃうなんて、魔女様は優しいなぁ。
    お年頃の息子さんがいるからかな。

    確かに、セールス、得に訪問販売ってのは、ノルマもあるだろうし、ストレスもあるんだろうね。
    でも、どの世界に入っても、少なからず競争はあるし、たとえなくとも自分との戦いは避けられない。
    それに恵まれた状況で、好きな事を仕事に出来る人、なんてのはほんの一握り。
    皆、何かしら不満と不安を抱えながら、一種の覚悟をしつつ生活してると思うの。

    それに、お給料を貰っている時点で彼もプロ。
    プロなら相手にそんな後味の悪い気持ちを抱えさせないぐらいの技(?w)を磨いてから
    出直しておいで、とか思っちゃうのです。 (鬼ですかねーw)