水島ヒロのアレ
先日イ○ンの未来堂書店に平積みしていたので
立ち読みしているところを見られるのも不本意だけども
買うのは勿論、図書館で借りるのももっと不本意なのでこっそりと
始めの数ページ程パラパラ立ち読みしてみました。
私は基本文学少女じゃないし、
未だに太宰治の「人間失格」すら読んだ事のない程度の読書量で
…そんな奴が適当に数ページ読んだだけで書評とかおこがましいですが、
とりあえず文学にそれほど精通していないレベルでの私の感想↓
1.動詞＋完了形のぶつ切りの繰り返しでリズム感が悪い
「～を聞いた」とか「～話した」とか「～そうした」の繰り返しで正直小学生の日記かと…。
もうちょい捻りのある文末は考えられないの？＾＾；
自分、よく分からないけど上手い文章ってもっと流れるようなリズムがあると思うの（/ω＼）
きょうび、高校の文芸部員の方がもっと高尚な文章書いてると思います。はい。
2.比喩法が稚拙
「まるで～のような」とか比喩法を習ったばかりの中学生が
使いたくて仕方なくてしょうがないって感じのあからさまな直喩法が
有名大卒とは思えない稚拙さです。せめてもう少し暗喩法も織り交ぜては？＾＾；
3.ギャグのセンスが壊滅的
他の人にも指摘されてたけど、ダジャレのセンスが最悪。
「イギリスジン」とか何なの？馬鹿なの？死ぬの？ていうか死んでいい。
仮に受けないダジャレを言う主人公を演出していたとしても酷すぎる。
ていうかあんなセンスの欠片もないダジャレを削らずに入れて
商業誌として流通した時点で自分だったら恥かしくて死ねる。
ていうか、実際使ってたんだったら最悪。
イケメン俳優のヒロさんだったら「イギリスジン」とか言っても
周りは気を使って笑ってくれてたかもしれませんけど、正直寒い通り越して痛いです＾＾；
結論1：ポプラ社文学賞は取る価値なしのヘタレ文学賞
むしろマトモな作家は今後取ってしまったら恥と思った方がいいと思います。
ああ、もしかしたら今回だけが出来レースで
次回からはまともな選考方法に戻るかもしれませんけどね。
結論2：とりあえず色々きつい事は書いたけど、思ったよりはマトモですよ？
ケータイ小説と思えば＾＾
でも、ドラマ版「赤い糸」には負けると思うｗ
でもケータイ小説「KAGEROU」を出版したつもりがないのなら
とっとと文学界からは身を引いてくれた方がいいと思います。
余談：ところで、最後のページの方に誤字があったらしくて
今更刷り直しもできなかったのか写植をベタ貼りしていたのが印象的でした。
くりす
2010/12/22 07:06:13
>はんぎょ様
若者の活字離れが言われて久しい今の世の中、
それに電子書籍化が拍車をかけているのでしょうね。
電子書籍も本と見なせばそれなりに出版業界に貢献しているのでしょうが
やはり紙媒体の昔ながらの本という形態での事を考えると
出版業界も色々と対策や話題性を考えざるを得ないのでしょうね。
タレント本でも何でも中身が良ければいい方向へ作用するでしょうが
失礼ながら正直水嶋さんの著書は本当にただの話題性のみだと感じました。
あの程度の中学生レベルの小説を読んで「感動した」という人が増えてるとしたら
日本人の読書で培われる想像力や感性そのものが衰退していると言わざるを得ないと思います。
>agreian様
う～ん…ここまで言っといて何ですが、あくまでも私の感想ですので
人によっては面白いと感じるのかもしれません。
実際、各書店で既に完売して入荷待ちという状況らしいですし＾＾；
ただ、個人的感想で言うとするとあの文章力は芸能人のブログレベル、
良くて魔法のiランドの携帯小説といったところでした。
頭良いからと言っても表現力があるとは限りませんからね。
本当に今後も作家として活動していきたいと思うのなら止めはしませんが
ちゃんと表現力の勉強をしてからやって欲しいものです。
というか、本当に実力だっていうのならこっそりとPN変えて
今度こそ本当に無名のままやっていけばいいと思います。
芸名隠したところで所詮は本名で出してるわけですからね。
agreian
2010/12/16 16:38:30
ほほう。
芸能人の人って、よくいろんな才能にたけている方が多いので
この方もこういった才能がある方なのかと思っていたのですが
そうでもないようで？
才能はないけど、この道でがんばるというのであれば
がんばってほしいですけどね！
はんぎょ
2010/12/16 10:53:41
先日ある大手出版社の方と、仕事の打ち合わせでお話したのですが、最近本の売れ行きが非常に悪いそうです。
理由としては、全般的な不況とか（くりすさんも立ち読みですし（笑））、他のメディア（ＴＶとかネットとか）に流れているとか、いろいろあると思います。
そのため出版社も、手近で売れそうな出版企画にどうしても走るそうです。
となると、新しい有望な作家を発掘するより、すでに有名人になっている人の本を出す、ということになりがちとのお話でした。
今後も、中身はともかく、タレント本優先の出版界になりそうですね。
それが長い目では、出版業界をまた細らせていく結果になると考えます…。