話題の人のその後
もう8年ほど前に、NHKスペシャルで『奇跡の詩人』という番組を観た。
観たのは何故だったのか、理由は忘れた。
番組は
出生時、脳に回る酸素が不足した影響で脳が萎縮した子供(当時11歳)が
両親によるリハビリと母親の補助を受けた手作りキーボード操作によって
崇高なメッセージを発しつづける、という概要で
当時その御託宣も出版され、ベストセラーになっていた。
その後、検証サイトが次々に立ち上がり、あれはインチキじゃないのか
という話が起こった。
御託宣の内容が、10歳やそこらの子供の語彙ではなかった上
(文章が硬いのはともかく、文末をカタカナにしてしまう、コレ致命的。『…だヨ』とか、平成生まれが使うのはファンタスティック過ぎる)
NHKの動画自体も、ナレーションやテロップでは覆えない胡散臭さを醸し出していた。
http://www.youtube.com/watch?v=mYT3wrXAJhM
一方で、今も彼の御託宣を信じている人もいるようだ。
何といっても一時は絶賛されたベストセラー「作家」である。
少年は1990年生まれなので、もう20歳だ。
本当に本人が何かをできるのであれば、発表には充分な年齢になった。
彼は今、どうしているのだろう。どう「されて」いるのだろう。
続報がないのが良い便り、であれば良いが、今でも喉の小骨のように引っ掛かっている。
プラチカ
2011/01/08 20:06:27
説明が乏しくて、検索までして頂いてありがとうございます。
いまネットで概要を読むと、本当におっしゃる通り「ちょっとにわかには信じられない」という言葉そのままです。
当時は真面目に議論されていたのです。
今「どうしてこんなものに引っ掛かるんだ!」と言うのは簡単なのですが。
★ kei ★
2011/01/08 10:42:31
ちょっとネットで検索してみました。このような番組があったとは驚きです。しかし、内容を見る限り、ちょっとにわかには信じられないです。
2009年あたりで出版は止まっていますね。
障害児問題についてはデリケートな面が多々ありますが、これはちょっと・・という感じです。